ideomics

オブジェクト思考ブロギング

2011-01-01から1年間の記事一覧

Sony, Hondaのアート戦略

ソニーが情報流出で相当にダメージを受けている。創生期の偉人達も亡くなっていっているし、AIBOなんていう言葉もとんと聞くことはなくなった。そんな好きな企業ではないけど、しかしここまでいくとちょっと可哀想になる。 相当昔の話になるが、AIBOの売り方…

フェイスブックとソーシャルジャーナリズム

ソーシャル・ジャーナリズムの台頭|IT企業のPR これはなかなか面白い。 IT企業のPR

電力会社とマスメディアのアナロジー

リンク:これはジャーナリズムの生き残りをかけた戦いだ ――普通の産業として通用するメディアへ脱皮せよ (1/3) メディアに関する冷静な現状のまとめ。非常に整理されているように思う。 ** TVにせよ電力会社にせよ、「配給システム」の独占がある。情報…

ルンバを買った

とっても今更だけど、ルンバを最近購入。 iRobot ロボット掃除機ルンバ 公式サイト かなりかわいい! ウィーンと動き出して、角にぶつかるとイテッという風にランプが光ったりね。充電器に戻る仕草も愛らしい。もちろん、非常に実用的。 コード類に絡みそうに…

ミニバンの高級化

ミニバンと言われる自動車の形。発祥はよくわからないが、わりと日本オリジナルのものかもしれない*1。ミニバンというと、まずはファミリーカーのイメージが浮かぶ。まさに「父ちゃん、かっこいい!」の世界。このCMのコピーに代表されるように、そういっ…

アルマーニはどこへ行った?

リンク:アルマーニはどこへ行った : テーラーカスカベ クラシコ・イタリア=イギリスのスーツをイタリア風にアレンジアルマーニ=アメリカのスーツをイタリア風にアレンジと解釈し、 イタリアン・クラシコは、そのデザインを代表するブランドがありません。…

奨学金の証券化

先日は友人宅でホームパーティ。都内某所で男子2名でルームシェアをしていた方々が、音楽性の違いから解散ということで、ルームシェア終了のパーティだった。 そこで出会った一人の男性が、児童養護施設の支援NPOをしているとのことで興味深く話しを聞い…

「マグネシウム文明論」 矢部孝 ・ 山路達也 著

404 Blog Not Foundの書評を見て手にとった。 (http://blog.livedoor.jp/dankogai/) ざっくり言うと、化石燃料の代わりにマグネシウムをエネルギーの通貨として使用しようという提案。 マグネシウムの利点としては、・海水に大量にあり、化石燃料よりも貯蔵…

クールビズのポテンシャル

段々と暑くなってきている。日によっては、スーツは蒸し蒸ししてそう。今年の夏は電力供給不足からエアコンが思うようには使えなさそうだが、スーツな方々はどうするのだろうか。一昔前からクールビズと言われているが、今年の夏は冗談抜きで切実な需要。 し…

Governmant as a Platform, Governmant as a Database

twitter:@sasakitoshinao(佐々木俊尚さん)の 「私個人としては、個人情報保護法とか各種規制をある程度吹っ飛ばして被災地を特区化し、政府・自治体の持っている各種データベースをAPI公開し、そこでさまざまなサービスを民間が作れるような方向に刷れば…

周波数という公共財

今回の震災でラジオは株を上げたけど。 日米政府で明暗を分けるスーパーWi-Fi ホワイトスペース利活用の行方 | 小池良次「シリコンバレー・イノベーション」 | 現代ビジネス [講談社] 周波数という通信の貴重な公共財。 今のTVにそんなに振り分ける意味が…

批評・政策における科学・技術

「ウェブ×ソーシャル×アメリカ――〈全球時代〉の構想力」 池田純一 - ideomicsで、「これだけテクノロジーに溢れた世界では、人文系の素養だけでは、社会批評は成り立ちにくく、原発の話でも、エネルギーの話でも、テクノロジーを踏まえずには、構想できない…

リーダーシップとフォロワーシップ

政府批判が盛況である。確かにすごくブリリアントな対応をしている印象はないが、その批判者達は、同じ立場に立たされたらどれだけの力量を発揮できるのだろうか。能力の乏しい私としては、そんな素敵な人々の力量を想像することすらできないが、さぞや素晴…

三井日本橋

東京駅の開発が目覚しい。東京駅舎の再生に加えて、京葉線の方まで開発を頑張っている。JRは鉄道資産を活かして利便性ベースで色々やろうとしている。三菱丸の内もかなりいい。こちらは、街路を活かした再開発で、雑然な観光地と化した銀座よりも高級感が…

オルテガ vs リップマン

20世紀に入り、「大衆の時代」になるにつれ、知識層から様々な反応が起きたが、このオルテガ「大衆の反逆」(1930年)とリップマン「世論」(1922年)のコントラストはなかなか興味深い。 スペインに生まれ、ジャーナリストの父を持つ哲学者オルテガ*1は、大…

「ウェブ×ソーシャル×アメリカ――〈全球時代〉の構想力」 池田純一

帰宅すると、まずFERMAT - Communications Visionary -をチェックするという習慣。そのウェブコンテンツの作者が新書を出したというのだから、いの一番に購入した。一言で言うと、オススメです。ほとんどの本は買わずに図書館で済ますのだけど、これは久しぶ…

今後のジャーナリズム

マスメディアに対してウェブ系のメディアは対抗心を持つことが多かったように思うが、補完性や協調を意識するステージに来ているのかもしれない。 ちょっと長いけど、ソーシャルメディアの実際と可能性について 【特別寄稿】日本のメディアが変わった10日間 …

マスメディアの権利と義務

社会的に重要で、かつシンプルな市場原理に馴染まない仕事というのはそれなりある。そういった仕事は、公務員という形だったり、法的な資格職であったりする。これに該当するように思われるが、現時点では働き手個人への法的な背景が乏しいと思われる仕事が…

全病歴カルテ:保険証にICチップ

医療機関を移る際に、大抵紹介状というのが用意されるが、これだけで十分な情報を得られることはまずない。運が良ければ、病歴サマリーが付いてくるが、稀である。医療機関を複数受診することが一般的になった現在では、紹介状システムではなく、カルテの共…

現状の整理

現状の整理そろそろ全体を見た話が聞きたい - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Being between Neuroscience and Marketing

「ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系」 岡本真、仲俣暁生 (編集)

電子書籍をめぐる「本」業界のお話。ブックビジネスといいつつも、半分くらいは図書館の話で、この本の面白いところは、図書館と書店を一元的に考えているところ。図書館を論じている本は数あれど、このようなポップな体裁で、「ビジネス」として扱っている…

リンク:情報考学

しかし凄いタイミングで書評しているな、この人は災害ユートピア―なぜそのとき特別な共同体が立ち上るのか - 情報考学 Passion For The Future

被災地での医療支援についてFYI

被災地での医療支援についてFYI (personal communicationから特に大事と思ったこと) ・避難所という急激な環境変化で「せん妄」に陥る方が結構多いらしい。特に高齢者や身体疾患重めの方には注意。・せん妄はベンゾジアゼピン系(ハルシオン、レンドル…

雑感②

震災直後からしばらく経ち、色々な言説が溢れている。東電はじめ責任ある主体があることは確かだし、必ずしも正しい対応ではなかったのかもしれない*1。しかし、原発が立っている地盤とは、福島や浜岡の更に深くにある我々の欲望、より便利で贅沢な生活をし…

情報リンク

放射線医学総合研究所ryugo hayano (@hayano) | Twitter東大病院放射線治療チーム (@team_nakagawa) | Twitter 他に信頼できそうなソースがあれば、教えて頂けるとありがたいです。 **3/16追記 追記:harada氏のつぶやきから転載させて頂きます。MIT研究者…

今回の三陸沖群発地震に関して雑感

ますます被害の実態が明らかになっている。まだ寒い中本当に大変なことだと思う。被災地の皆さんの健闘をお祈りしたい。東京も若干影響があるが、この震災を嘆くだけでなく、得た教訓を活かさなければ。今回の三陸沖群発地震に関して雑感。 ・やはり日本国民…

「田村耕太郎の「坂の上に雲はない!」

なかなか面白いコラム集田村耕太郎の「坂の上に雲はない!」内容が似ていても、実務を経験している人とそうでない人の意見って何かが違う。何が違うんだろう。

教育関係のエビデンス

臨床医学の世界では、ある薬の効果を見るのに、薬を使う群と対照群(使わない群)を比較するというのは、もっともスタンダードな研究で、そういった研究に基づいて薬を使っていくのが一般的*1だが、教育の世界はどうなんだろうか。幼児教育が人生に与える影…

handmadeという神話

ワーク・ライフ・コンフリクトというコミュニティに参加している。今更言うまでもなく、子育てとキャリアをどう両立させていくかは多くの人にとって考えなくてはならない課題だし、ソリューションを出していかなければならない。 女性の教育レベル上昇及びそ…

カーボンファイバーのボーイング

岡村勝弘のフレームワークでケーススタディ:ボーイングはなぜ東レと炭素繊維の独占供給契約を結んだのか――デルタモデルで検証する (1/4) - Business Media 誠カーボンファイバーがこんなにメジャーになっているとは知らなんだ。自動車にもそろそろ使われる…