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オブジェクト思考ブロギング

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

身体性・精神性・霊性のフレームワーク (Somatic-Psychical-Pneumatic framework)

オリゲネスのソーマティカー(身体主義者)、プシュキカー(精神主義者)、プネウマティカー(霊主義者)を原意から外して、身体性・精神性・霊性のフレームワーク (Somatic-Psychical-Pneumatic framework) として使てみる。例えば、bio-psycho-socialに当…

技術人 (Homo ars?) としての超人 (super-human)

電車であたりを見回すと半分くらいがスマホと(私も)。スマホって、自分の身体の一部。着脱可能な人体の「器官」。服やメガネや靴もそうだけど、違うのは反応性があるところ。特にiPhoneは官能的な反応性(response + ability )が高い。反応性が高いとanim…

未知の知

「それゆえに人間の神認識の究極は、人間が『自分は神を知らない』ということを知ることであり、自分が認識するかぎりにおいて、神が何であるかは、われわれが神について理解するすべてのことを超えていると知ることである。」(トマス・アクィナス) 神とい…

自我と自己の対話としての個人:最小単位の再結合性 (re-lig-iosity)

個人 (individual)を、自分-自分関係=自我-自己関係と捉える。自意識(自我)と内なる他者(自己)との関係として。自我と自己・・・自我による自己への愛着・信頼・信仰、その応答としての自己から自我への愛着・信頼。自我と自己の対話としての個人indivi…

霊と魂:ビットからスピリットへ

近しい人の遺体に接する。当たり前に生きていたはずの身体(肉体)の中に、psyche(息・魂)を感じられなくなったとき、身体とは独立した非物質的なpneuma/spiritus(息・霊)を想定するようになる。実際、本とか絵とかで精神が伝わっていく人もいる。そこま…

Individual-Social-Societal framework

ヒトの「倫理」と言われるものを考えるにあたってのIndividual-Social-Societal (ISS) framework。関係の階層性があり、関係の階層によって考え方が変わるのではないかという前提をおいたフレームワーク。原子・分子・細胞小器官・細胞・組織(回路)・器官…

愛智の逆理問題

哲学=愛智の逆理問題。以下の用語を自分なりに定義せよ。1. 未知の知 2. 無知の知 3. 非知の知 4. 不知の知 5. 反知の知 6. おちの知

哺乳類の社会行動を支える分子的背景としてのオキシトシンとその作用メカニズム

(今から読み直すと微妙なところもあるが、とあるレポートを当時のまま転写。訂正指摘歓迎です) オキシトシン(OXT) は、Cys-Tyr-Ile-Gln-Asn-Cys-Pro-Leu-Glyの9アミノ酸からなる分子である。視床下部の視索上核と室傍核の大細胞神経分泌細胞で作られ、下垂…

『プロテスタンティズムの精神と貨幣経済の倫理』&『カソリシズムの倫理と社交資本主義の精神』

貨幣によって共同体からの切断が可能になったとしても物質的な面が大きく、精神面ではもしかするとルターはじめ源流のプロテスタンティズムの論理によって広汎な「個人化individualizaion」が可能になったのかもしれないとふと思った。力点を神と個人の直接…

精霊を見ること

対象に主体や魂(anima/psyche)をどのくらい見るかのツマミをスライドさせると、あらゆるところに魂を見る(アニミズム)からまったくの物質として見る(物理学)まで世界観を調節できる感じ。人間/人/ヒトに関しても、かたやHomo sapiens、霊長類、ほ乳類…

信頼のレッスン

“個”の誕生―キリスト教教理をつくった人びと作者: 坂口ふみ出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/03/08メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (8件) を見る 「自己の心の奥深くへ沈潜することが、すべての自己の意識、記憶、思考、意志、感…