ideomics

オブジェクト思考ブロギング

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ブリリアントカット

胸像で反射(reflection)された視線は内省(reflection)となる。人々は、視線を自らに向けるために、仏像を作った。仏像を覗くとき、お前もまた仏像に覗かれている。 鏡像で反射(reflection)された視線も当然、内省(reflection)となる。人々は、視線を…

政治:政(祭り事)と治(統治)

政治。政と治。政(祭り事)と治(統治)の一体性とは何なのか、そもそも一体であるべきか。 「政治は今や統治の行動にかかわる空間となってしまい、社会の自由な生産を高め、私的領域での個人の安全を保証することが目的となる。・・・重要なのは、可能な限…

TV or not TV ?

映画は孤独に向き合う。映画館で電灯(全体に広がる光)を消して、作品と個人として向き合う。互いの顔は見えない。照明は、画面とその中の役者や風景にだけ。客はおしゃべりはできない。雑音は許されない。 TVは複数人で見る。TVよりむしろ互いに向き合う。…

『にほんご』安野 光雅・大岡 信・谷川 俊太郎・松居 直

にほんご (福音館の単行本) 作者: 安野光雅,大岡信,谷川俊太郎,松居直 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 1979/11/30 メディア: 単行本 購入: 8人 クリック: 84回 この商品を含むブログ (27件) を見る 子供が声出して読んでいるのを隣の部屋で聞く。音感…

書物の副作用

本を読まなくなって、ウェブでは情報が断片化されて、という批判がある。しかし、一方で、本のような直線的な「ストーリー」というのも危険ではある。特に直線的な小説の構造。 言葉や文字が認知をフレーミングするのは言うまでもないが、本の構造自体も認知…

文字の散歩

ある若者が写本室で、筆記体のliteralをliberalと書き間違えて複写した。それから、literal artsはliberal artsとなった。皮肉にも、彼はこの文字列を文字通りに写さなかったのだ。それがわざとだったのか、うっかりだったのか、今となっては誰もわからない…

人々と人間

人々=人人人人人... と 人間=人・人・人・人・人... そこには間(・)があった。 ⊿human = d + human = human + d = hum + and = Homo + AND ANDを「間」として理解すると、Homo ANDは、人+間と訳すことになる。humanのdifference/differentialから、間が…

じぶんがく/自分科学/psyence

自分自身の愚かさと付き合っていくのは難しい。他人の愚かさ(と思う/思ってしまうもの)と付き合っていくのは、なお難しい。 「だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。」 ここで言われる「だれか」とは、まずあなた自身のことである。赦…

reflexive voice(再帰する声=再帰動態)

自分の発声は、空気を通して、また骨伝導を通して、自分の聴覚に帰ってくる。二重に再帰的 (reflexive)。声そのものが再帰的・・・voice = reflexive voice = 再帰動態・・・声そのものが再帰動態であった。 文字列 (letters) は、どうしても手紙 (letter) …