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オブジェクト思考ブロギング

2008-01-01から1年間の記事一覧

イタリア旅行6 ナポリ

ナポリに行けば、誰しもがここのアナーキーさに驚く。夜には、若者がバイクでそこらを走り回っている。交通法規はないに等しいし、クラクションの音も途切れることがない。救急車の音も絶え間なく響いている。原付に3,4人で乗って、夜遊びしてたり、10歳ち…

イタリア旅行7 カプリ

カプリ・・・上質な観光地であることの代名詞。船でこの島を訪ねれば、世界でも有数のリゾートであることがすぐわかる。自然は綺麗だし、港も実にフォトジェニック。画家達がこぞって題材にしたのもよくわかる。 とは言え、カプリの最大の魅力はそこではない…

ローマII

ローマには古代の遺跡以外にも魅力的な場所がいくつかあるが、中でも好きなのは、スペイン階段。 写真ではあまり上手く出ないが、階段の途中に踊り場があって、舞台のようになっている。そして、階段に座る観光客からもわかるように、階段は劇場の席のようで…

イタリア旅行5 ローマI

古代ローマの首都、カソリックの中心地であり、バロック美術の宝庫。日本の地方中心都市くらいの規模である。ローマ法やキリスト教といったヨーロッパの源となった思想や発明を生み出した場所であり、「世界の首都」と呼ばれるのも由なきことではない。前半…

フィレンツェII

次の日はウフィッツィに。世界的にも知られる、街の中心となる美術館。初期ルネサンス関係の作品は最も揃っているらしい。ジオットの陰影と造詣、ウッチェロの構図やダイナミズム、マザッチョのリアルさ、リッピの優美な表現などどれも素晴らしく、さすが世…

イタリア旅行4 フィレンツェI

今回の旅のメインである。初期ルネサンスが花開いた花の都フィレンツェ。ヴェネツィア、ヴェローナとガーリッシュな街を歩いてきたので、今度はどんなガーリッシュな街であろうかと思いながら、鉄道で入ったのだが、この街はなかなかマッシブでマスキュリン…

イタリア旅行3 ヴェローナ

ピンクと白のストライプが目立つとてもお洒落な街。ガーリッシュな甘さを感じさせながら、決して幼児的ではなく洗練された雰囲気。この街には、細身で長身、長い髪にガーリッシュな服装をした17歳くらいの女の子が良く似合う。 建物も綺麗で、高級ブランド店…

イタリア旅行2 パドヴァ

パドヴァは大学の街だ。13世紀から続く大学。学者の石像が街の中心にある所はイタリアでも他にないようだ。街を歩いても、ほとんどが大学生。みんな若いので、街には活気があふれている。住むにはとても良い。 街の特徴は、ポルティコ(道路にはみだした柱の…

イタリア旅行1 ヴェネツィア

3月1日から3月19日までイタリアに旅行してきた。わりと前からイタリアを卒業旅行の行き先にしようと決めていたが、期待に違わず充実していた。ヴェネツィアから始まり、パドヴァ、ヴェローナ、フィレンツェ、ローマ、南の海岸沿いを廻り、ナポリから帰国。ど…

マドリッカ ── フェミニズムについて ──

マサキウスと友人のマドリッカが大学にて偶然出会う。 「やあマドリッカ、今日もアフガニスタン風に綺麗だね。」 「また適当なことを。楽しそうにしてるけど、どうかしたの。」 「携帯を変えたのだ。P704iμにね。実にスタイリッシュで素敵なフォルムだな。惚…

ヤギシーニ ── 科学について ──

マサキウスが友人のヤギシーニに借りていた本を返しに来る。 「やぁヤギシーニ、君に借りていたハイゼンベルクの「部分と全体」を返しにきたよ。」 「おお、ありがとう。」 「序文が特に良かったね。「科学は人間によってつくられるものであります。・・・中…

マッキンゼノン ── 共和について ──

マサキウスがエントリーシートを書いている所へ、世田谷の名門アサクラッスス家の次兄ジローティオがやってくる。 ** 「ジローティオさん、おひさしぶりです。どうされましたか。」 「研究の息抜きに立ち寄ってみたのだよ。やはりカモミールは心が落ち着く…

ソフィストの弁明

学生のマサキウスとコンサルタントのゴローティオがスターバックノヌスの店で対話している。 ** 「さぁマサキウス、マッキンゼノン学派へのエントリーシートは書けたかな。」 「このようなもので如何でしょう、ゴローティオ先生。」 「うーむ。この部分の…

一般職と総合職

今日までのあらゆる男女関係の歴史は、階級闘争の歴史である── Carl Marx 先日社会人として働いている友人達と食事をしていたときのことでした。一人の友人が言いました。「やっぱ働き出すと、総合職っぽい女の子より、一般職っぽい子の方に惹かれてくるよな…