ideomics

オブジェクト思考ブロギング

2007-01-01から1年間の記事一覧

彼等について私が知っている2,3の事柄

彼等とは政教分離あるいは寛容論 ────9月11日 マンハッタンのワールドトレードセンターに、原理主義者達から2機のジェット機が贈られた。数週後、ホワイトハウスはコリン・パウエル氏を国務長官から解任し、イスラム世界に対する十字戦争は本格的な段階に入…

職業としての思想家

ピーター・F・ドラッカーは2005年の11月11日に死んだ。翌日の朝日新聞朝刊で、僕はそれを知った。その時なぜか涙がこぼれてしまったのだった。実の祖父が亡くなったときは、涙を流しはしなかったというのに。初めて僕はわかったのだ。「ああ、おれはこの人…

丁寧さ

先日の日記で「丁寧」という部分に指摘を受けた。お前は、それがすごく足りてないんじゃないか、とY氏。数年来の友人だけあって、的確かつ意味深いつっこみだった。 丁寧さ。確かに自分にとても欠けていた要素である。何かとアバウトに過ごしがちなため、今…

歴史家とは誰か

先週の週末はパーティや飲み会といった行事に恵まれていた。まずは誘ってくれた方々に感謝したい。ここ最近こういった機会が多いが、得た出会いに応答しきれていないと、時間が経つにつれなお反省する日々である。おそらく出会いを自分の血肉とするためには…

どうでもいいけど

合コンで一番人気ある職業は医者。こんな統計があるそうです。でもにわかには信じられません。少なくとも自分の人生を振り返る限り。きっとこれは国立と私立を混同してしまった統計であるに違いありません。それならば、きっと納得できる結果だと思うのです。…

「私は『小説家』だから小説を書かない」

前の日記で友達と"whatとwho"に関して若干議論になったところ、アルンダティ・ロイというインドの作家の話をふと思い出した。彼女は初めて発表した小説でブッカー賞(英語圏で最も権威あると言われる賞)を受賞し、"タイガーウッズ的デビュー"と騒がれたのだ…

恩師

オペラシティの近くを歩いていると、学校の実習の一貫であろうか、小学生らしきキッズの群れに出くわした。その集団は若めの女性教師に率いられていたのだが、冬という内省的な季節を控えているせいか、卒業を間近に控えているせいか、自分の中学校時代の先…

Jeffrey Skoll on Humanity 2.0

とある友人の日記からリンクされていたブログにて紹介されていた映像。 このスピーカーはJeffrey Skollといって、eBayの初代社長を務めてから、ビジネス界での成功をベースに、社会企業家として活躍しているとのこと。Humanity 2.0という言葉だけ聴くと、ま…

メアリー・カサット

最近行った展覧会から気になった作家の作品を。(上から、メアリー・カサット、ベルト・モリゾ、3つめは見たことないけどおまけ。ただしフィラデルフィア美術館展でのカサットの作品は写真がなかったので別な作品。) どの作品も母子やその関係をテーマにし…

愛情の基礎値

相手によって人の好意や愛情といったものは変化するが、その人物に特有な愛情の基礎値というものがある気がする。そして、その基礎値には、親から幼い頃どれだけ大切にされてきたか・・・もちろん物質的な意味ではなく精神的な意味で・・・が大きく反映して…