ideomics

オブジェクト思考ブロギング

政治家のスペック比較表

結婚とか庶民の人生でも「家柄」という発想が出てくるけど、ブランドも含めて、ある程度ヒューリスティックな思考のeconomizeなんだろうし、わからないでもない。確かに、情報を分析的に考えるのでなければ、「全体的な評価」をするヒューリスティックスとしては理解できるし、情報がない昔であればあるほど、それくらいしか判断基準がなかったのだろう。そして、昔になればなるほど家柄と教育レベルは相関しているだろうから、より理解はできる。進化史・人類史レベルでのスパンでは通用していたのだろう。


が、今は2012年。教育もかなり普及しているし、情報も氾濫している。この古代からのヒューリスティクスは、概ね正しい「判断」になることが多いんだろうか。現代の急激な変化は、昔ながらのヒューリスティクスの一部を置き去りにしていっているのではないか。


僕らは、車やPCなど高額なものを購入するときは、しっかりスペックを比較する。スペック比較表はお馴染みだ。ところで、政治家にはいくら分を託しているだろうか。自分の治める税金・消費税と、勤め先の法人税の貢献分、その他併せると年間100万近くのオーダーになる。これは毎年軽自動車買っているようなものだ(人によってはメルセデス・ベンツレベルかもしれない)。



これは真剣に「購入検討」をしないいけないレベルの支出だろう。しかも、政治にはそれ以上の、まったくもってそれ以上の金には還元できない価値がある。政治家の主要政策や投票行動などのマザーデータベースがあって、そこから文脈に応じて簡単な表(家電のスペック比較みたいな)が、所々で使えるようになっていると良い気がする。そんなに難しくはないと思うのだけど、どうしたら良いのだろう。