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オブジェクト思考ブロギング

イタリア旅行3 ヴェローナ

ピンクと白のストライプが目立つとてもお洒落な街。ガーリッシュな甘さを感じさせながら、決して幼児的ではなく洗練された雰囲気。この街には、細身で長身、長い髪にガーリッシュな服装をした17歳くらいの女の子が良く似合う。


建物も綺麗で、高級ブランド店も多い。治安もかなり良く、イタリアでも結構ハイソな街ではないだろうか。ロミオとジュリエットの舞台となった街でもあり、さもありなんという感じである。(嘘くさいが、ジュリエットの生家とされている家がある。ちなみに、ロミオの生家はない。なぜなら、あの戯曲でロミオは彼女の悲劇のスパイスに過ぎないからである。)


街の中心の広場には、コロッセオがあり、古代ローマからこの街が続いてきたことをうかがわせる。コロッセオですら、ピンクと白のストライプがスウィートで、中で行われていたことを考えると、結構違和感を覚えてしまう。でもいいのだ。可愛いから。現在では、コロッセオは野外オペラの劇場として使われていて、夏のオペラはとても人気らしい。こんなお洒落なとこで、星空の下ロマンティック系のオペラ観れたら、そりゃ良いだろうな。


泊まったホステルは郊外にあったが、宿のおかみさん(初老)がめちゃくちゃ親切でホスピタリティに溢れていた。キリスト教に根付く愛の感覚の良い部分を見た気がした。英語が不得意なのにも関らず、郊外という立地の悪さにも関らず、旅人をもてなそうという気概。部屋は屋根裏を改造したものであったが、かなり広く、隅々まで掃除が行き届いていた。朝食も簡単ながら、心配りに溢れたものだった。20ユーロの安さというのに。あの部屋には、彼女の愛の感覚(アガペーに近いものか?)が強く伝わってくる感じがする。宿経営にはその人となりが表れる。きっと彼女も若い頃はヴェローナが良く似合う素敵な女の子だったに違いない。きっと、おそらくは。



結論:ヴェローナの街とヴェローナが似合う女の子はとても素敵。