ideomics

オブジェクト思考ブロギング

2013-01-01から1年間の記事一覧

モノのやりとりという原初の?コミュニケーション

子供が発語前から、やりとり遊び(おもちゃなんかをこちらに渡してくれて、そのすぐあとに頂戴をして、それを渡す)をしている。おもちゃをくれては喜び、それを返してもらってまた喜ぶ。言語以前の原始的なsocial interactionっぽい。「取引」という意味で…

アート思考?

だいぶ昔に、「医美」というサークルの展示を見に行った。医X美:「レオナルド&ミケランジェロの解剖学」から「次の形」へ - ideomics アートの効用。というと、実作をしている人や内的モチベーションの高い人には抵抗あるだろうが、その周辺としてアート…

Webになりたい

天国じゃなくても 楽園じゃなくても あなたに会えた幸せ 感じてWebになりたい

臨床研究の学術雑誌

American Heart Association(AHA)*1が発行している学術雑紙に"Circulation"というものがあり、かなりインパクトファクター高い。AHAは研究者・臨床家だけでなく、患者サイドの参加があり、むしろ患者支援団体、というか、それがオリジンだとか*2。という意…

「創業者はビジョンとドリームとが一致しています。そこが最大の強みです。」

Episode1ビジョンとドリームの違いを理解し、両方を大事にする|外資系企業のエリートはどこがすごいのか?|ダイヤモンド・オンライン 創業者はビジョンとドリームとが一致しています。そこが最大の強みです。 このあたりの一見ロマン主義的な話を、合理的…

On Creation

creativeって、新奇性とかひねりみたいな軸なんだろうけど、creatureを創ったThe Creatorから来てるとしたら、創ったものが、「どれだけ生き物らしいか」って軸もありうる気がする。どれだけcreatureと言えるものを創れたか。生命の定義はある程度柔軟にあり…

社内保育園によるcompetitive advantage?

共働きがスタンダードになって、なおかつ親の関心が教育に行く度合いが高まるとすると、社内保育施設のリファインが、雇用戦略として、大きな競争優位になるのも一般的になるのかな。これまでもいわゆる女性の職場と言われる業界ではある程度そうだったろう…

文学における共著、あるいは多視点の方法論・・・collective writing?

文学と言われるものにまったくの素人ではあるものの、ふと文学において共著という概念が成り立つのかどうかと気になった。というのも、集合知とか集団による創造性といったコンセプトが最近気になるトピックだから。ポリフォニーといった概念はあるものの、…

ソーシャル・デザイン。「社会実験」のグラント化?グラントの民主化?

楽しく読んだ。シリアスになり過ぎずに、楽しく社会の問題を解決していくコンセプトや実践例が並んでいる。 例えば、タバコの代わりにシャボン玉を一服する東京シャボン玉クラブ(東京シャボン玉俱楽部)。常々、非喫煙者として喫煙所のコミュニケーションは…

王道と覇道

ベネディクト16世のローマ法王退位後、誰が法王に就くかというところで、http://www.thetimes.co.uk/tto/faith/article3684720.eceみたいに、次は非ヨーロピアンアンセストリーな法王になる可能性もあるという話があるとかないとか。今の国際的な状況で政…

Bibliomics / Epi-bibliomics Studies

Quantitative Analysis of Culture Using Millions of Digitized Books(PDF版は:PDF) に対する、 (単語や人名の)歴史事象と出現頻度、というくくりでもちろん面白いけど、GWAS*1みたいな感じで語同士の相関とることで背景の文化事象に関連が見えてきた…

千年思考

某友人とメールをしていて、子どもが出来て価値観が変わるものなのかねといった話が出た。色々あるんだが、ちょっと振り返ってみると、一回聞いた言葉が別なリアリティを持って思い出されることがある。 糸井重里さんが、ほぼ日刊イトイ新聞だかどっかで、「…

Web葬 - one world cemetery

お葬式の形が徐々に変容しているようだけど、もう少し経ったら、もしかすると"Web葬"がスタンダードになってくるのかもしれない。故人のライフログ的な静的なデータのみならず、故人のキャラクターや知識・価値観を基に、何らかの方法で生成されたtailor-mad…

エビデンス・ベースト・フェミニズム?

http://blog.livedoor.jp/white_wife/archives/22081790.html こういう観点から考えると、育児をやったママたちっていうのは、実家に完全に丸投げしていない限り、かなりの確率でリーダーシップ経験を持っているわけで、伊賀さん的にいう「採用基準」をクリ…

「解離」とはself-therapy(self-medication)の一種なのか

解離という現象がある。自分でも1回ほど体験し、1回ほど起こしかけたことがあり、その体験がなかなかインプレッシブだった。解離することである種すっきりしたというか、PCに例えると、強制終了みたいな感じ。見た目は、睡眠に似てるけど、睡眠は正常なシャ…

学校自治とコミュニタリアニズム

某友人との話の中で、卒業生が守りたいと思うような文化がある学校のケーススタディというのに興味が湧いた。母校に(強い)アタッチメントを持つ人に時折出会うことがあり、そういう人を多く輩出している学校があるという印象。生まれ育った土地への郷土愛…

メンタルヘルスと産業医と経営学

都市と農業とメンタルヘルス - ideomics 最近都市生活、中でも就労環境によるメンタルヘルスへの影響にちょっと興味がある。例えば、ビル内の勤務が続くことによって、日光による生物時計の調整が異常を来たし、メンタルヘルスに影響を与えるとすると、朝の…

議論のアーキテクチャー

会議の運営などにも共通するかもしれないが、議論の生産性を上げるにはどうしたら良いだろうか。トピックを決めるとか、事前に論点をまとめるといったことは当たり前として、議論のボトルネックになりやすいのは、批判をどう受け入れていくかという点な気が…

メイカーズ・ユニクロ

ユニクロは、値段と質というコスパもさることながら、探す手間やあれこれ悩む手間などの"時間からのコスパ"が高いのが、忙しい人に受ける理由のひとつなのかもしれない。いわば、水道のように一種のインフラ化してる。インフラを語るフレームワークとして、…

遺伝学と人文学のマリアージュ?

Genome-wide data substantiate Holocene gene flow from India to Australia オーストラリア住人(英国由来前からもともと住んでいた人たち)とインド住人に共通するDNA配列の特徴から、4000年前にインドからオーストラリアへの移住があったのではないかと…

慶應SFCというシステム

学際という言葉が無意味と思えるほど、学問の境界が融解して、学問の体系が、スタティックなものから、どんどんダイナミックなものになっているとすると、慶應大学が、慶應SFCという形で、新しい知の体系を、スタータップのインキュベーター的に、本体とは別…

Book Forward: or, Das Kommunistische Manifest? ver 0.1

本が家に蓄積されて置き場所に困る。よくあるシチュエーションで、電子化やBookOffなんかがひとつの解決策になるのだろうけど、あまり気も進まない。某図書館に寄付しようとしたら、新刊5年以内でないと受け付けないとのこと。 という中で、確実に手元に残し…

人は土から離れて生きられないのよ

ラピュタがなぜ滅びたのか、私よくわかる。ゴンドアの谷の詩にあるもの。 「土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう」 どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられな…

都市と農業とメンタルヘルス

とある先生から、畑仕事がうつ病復帰のリワークに良いと聞いた。特に、都市部でうつ状態になった人の休職中とかにリワークとして良いらしい。リワークと言っても、都市部のいかにもデスクワーク的なリワークでは効果なくても、畑仕事が良かったりするとか。…

レイメイ藤井 照明型地球儀(金属台座)

某友人がFBで勧めていたのに影響され購入。これはめちゃ良い! ライトが内蔵されていて、間接照明的なオブラートな光が地球儀から放たれる。ベッドサイドのランプに丁度良い。知的かつムードのある光。知的でムードあるインテリアって、あんまり見かけないか…

Reviewerとしてのサイエンス・ジャーナリズム

サンエンス・ジャーナリズムは成り立ちにくい。という認識だけど、「単独で」成り立つのが難しければ、例えば、学術誌の査読や総説執筆といったサイエンス内部の仕事と抱き合わせることで、ある程度「職業」として成立しないかと思ったり。 というのも、映画…

大家族政策:家政学と経営学

年初に妻の実家で拡大家族おせち。結婚するまでは、相当に面倒くさいんだろうなと敬遠したい印象を抱いていたけど、普通に楽しかった。と同時に、結婚とは恋愛と違って二人以上の関係で成り立つものなんだなと実感。確かに、結婚と恋愛は違う。 「核家族化と…