2010-01-01から1年間の記事一覧
ひさしぶりに衝撃を受けた。これは凄い本だ。 2002年に書かれた未来展望を今読み返すのは明らかにタイミングが悪いが、予測のベースにある方法論や考え方という意味では、未だに色あせない価値がある。 著者のエマニュエル・トッドは金融危機を予測した人物…
隈研吾に関しては、自然素材を用いるという、素材の点でこれまで、興味深いと思っていたが、最近の興味は、「環境」、「生命」という視点に移動しているらしい。これまではアンチテーゼ的な主張が多かったが*1、メインストリームな(穿った言い方をすれば"流…
病院のボスが最近若干31歳にて持ち家を買ったから、自分もいずれ家を買うのかな〜いつかな〜と考えてしまうことが多い。ネットで坪単価調べたり、ちらちら住宅を見たりするけど、おそらくだいぶ先のことだろう。ちなみに、文京区は坪300万くらいするからとて…
メッテルニヒとは、19世紀オーストリア帝国の外相として、ナポレオンに対抗する同盟をまとめた貴族政治家*1で、元新聞記者の著者がジャーナリスティックにまとめた伝記である。 メッテルニヒの功績としては、↑の通り、ナポレオンとつかず離れずの距離を保ち…
どうやら自分自身をメディア(主に広告)にしてしまうということが既に現実化しているみたい。デジタルサイネージによるパーソナル広告の可能性 | TechWave 繁華街の看板持ちみたいなことを、常時行っているようなものか。これが溢れた街ってのは想像するに…
三河屋のさぶちゃん(@サザエさん)がやっている訪問販売/購買代行が結構高収入かもしれないというお話。『サザエさん』なんかどこが面白い? という世知辛い皆さんへ (1/2) - Business Media 誠 高齢家庭とか共働き家庭が増えてくると、購買代行サービスも…
プロダクトデザインというと、既にできあがった製品のソフィスティケーションというのが、暗黙の前提になりがちだ。特に日本のような物が溢れている世界では。 そういった前提に慣れている人(例えば自分)には、なかなかインパクトのある本である。そもそも…
ちょうど1月31日まで開催されている「THE OUTLINE 見えていない輪郭」展@21_21 DESIGN SIGHT(六本木)の写真集。 深澤直人のプロダクトを藤井保が独自の視点からフレームに収めた写真が各プロダクトにつき2,3枚載っている。プロダクトのもつ「雰囲気」…
今日は続けて言葉の間違いを指摘された。どうやらカフェラテとカフェオレは違うものらしい。 カフェ・ラテ=(イタリア語で)コーヒー・牛乳 カフェ・オ・レ=(フランス語で)コーヒーと牛乳 イタリア語のカフェは他国でいうところのエスプレッソなので、カ…
ベスト・アンド・ブライテストなる本でベトナム戦争時の政権内幕を詳細に綴ったハルバースタムが、50年代アメリカの全体史を組み立てる。アメリカ、そして世界が戦後世界の構築へと過ごした「現代の始まり」を。 ジャーナリストとして、様様なテーマでノンフ…
と先日聞かれた時、時計とはポートレートである、と反射的に感じた。とはいえ、いきなり言っても意味不明なので、その時はお茶を濁しておいたけど。(どうやら巷では恋愛観を表す質問だそうな) 特にある種の時計は、時代の空気を運んでくれるような気がする…
部屋に妙な圧迫感が出てしまった。