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ideomics

サブジェクト⇔オブジェクト思考ブロギング

千年思考

某友人とメールをしていて、子どもが出来て価値観が変わるものなのかねといった話が出た。色々あるんだが、ちょっと振り返ってみると、一回聞いた言葉が別なリアリティを持って思い出されることがある。


糸井重里さんが、ほぼ日刊イトイ新聞だかどっかで、「千年思考」ということを言っていた。「千年後から見ても意味がある仕事をしたい」という趣旨の話だったように記憶しているが、読んだ直後は、レトリックに近い感じで捉えていた。要は長期的に意味あることをしたいってことだよね、と。


子どもができて、親の立場になると同時に、自分を育ててくれた親への思いが更新されるというのは、誰しも経験していることだろう。そして、自分の親、自分、子どもと3世代の流れを感じることで、その先の後世に続くシークエンスみたいなものを外挿/延長的に感じる。想像でしかないけれど、少なくとも想像の範囲は(少し)広がっていく。そうすると、あながち1000年ってのも、レトリックじゃなくて、確かに「実感として」アリだよなぁと思ったりもする。もちろん想像でしかないし、じゃあ意味あることできてんのかって言われるとかなり厳しいけど*1


そして、1000年"後"にも意味があるというより、1000年"間"のスパンも感じるようになる。可能であれば、自分の何かが、1000年間incrementalに育っていくような、何かができたらなぁと思う。1000年後から見て今やっていることが意味あって欲しいというだけでなく、今の何かが1000年間incrementalに育っていくような形がより嬉しいなぁと。


そいや、サッカーの試合で、選手がキッズと一緒に入場するスタイルって誰が考案したんだろう。もとは選手のフェアプレーを促進する意味で導入されたみたいだけど、結果的には、世代のバトンタッチ感をダイレクトに視覚的に表現しているし、長期的なサッカー文化を育む上で、この上なくレバレッジが効いている感じがする。

*1:イテテ・・・