ideomics

サブジェクト⇔オブジェクト思考ブロギング

東大の強み?

世界の大学の中でも、工学部のある有名総合大学は数少ない。工学蔑視で工科大学みたいな形で仲間外れにされる。ぱっと思い付くのはスタンフォード東京大学くらい。とすると、東京大学が独自のポジションを目指すなら、工学部と総合大学的な学科の共同作業がひとつの戦略になる。医学との連携もそうだし、特に政治や法学、文学との連携はスタンフォードにもできなさそう。


政治との絡みで言うと、東浩紀さんの「一般意思2.0」的なデータベース系のテクノロジーはすぐにありうる。さらに、アップル的なハードウェア&トータルソリューション的なテクノロジーは何かありうるだろうか。最近新幹線がマイブームだけど、これも一種の統治のテクノロジーかもしれんと思ったり。工学x政治学は、なかなか結び付かない分、やれることはたくさんあるかもしれん。(ドラッカーが、「鐙(あぶみ)というテクノロジーが、騎士道という文化・統治術を産んだ」というコメントをしていて、うまく理解できないものの、ずっと気になっている。)
文学x工学的テクノロジーと言えばこれ。

Science 14 January 2011
Quantitative Analysis of Culture Using Millions of Digitized Books
http://www.sciencemag.org/content/331/6014/176

グーグルブックスのカタマリというビッグデータから、単語の出現頻度などを計算して、色んなグラフにまとめたもの。そこから、二次対戦中にどういった人物が検閲にかかっていたかなどを推定できる。おそらく文学の一作品の分析にも応用可能っぽい。


この著者のErez Lieberman Aidenは経歴やばすぎ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Erez_Lieberman_Aiden
Harvard、MITのジョイントベンチャーとも言うべきBroad InstituteでEric Lander(2010、2011年で最も論文が引用された人)に師事。ちょっとレベルが違う・・・


しかし、Harvard&MITのBroad Instituteとか、Stanford&ColumbiaのDavid and Helen Gurley Brown Institute for Media Innovationとか、このあたりの発想って、東大なら自前で可能な部分もあるのでは?工学x文学というとハードルが高いかもしれないけど、出版とかメディアというレベルに落とし込めば、もっとできることはありそう。David and Helen Gurley Brown Institute for Media Innovationはそういう発想だろうけど。