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ideomics

サブジェクト⇔オブジェクト思考ブロギング

自己肯定感

子育て系の本とつらつらと。。。




たまたま重なっただけかもしれないけれど、どの本も共通して、「自己肯定感」が大事というメッセージを柱にして文章を展開している。3冊とも、要約すれば「子育て・成長支援とは自己肯定感を育むこと」というところか。


精神科医から出発して、学校保健に関わりながら、子育てのアドバイスをする『子育てハッピーアドバイス』(帯によるとシリーズ400万部とかなり売れているらしい)の著者本人も気になるが、ひたすら「一番大事なのは自己肯定感」と繰り返しており、乙武さんその他の方総合して、やはりここが"エキスパートオピニオン"の最大公約数か*1。(たった30年の人生ではあるけれど)これまでの経験も踏まえて2013年現在の仮説的柱としては、「子育て・成長支援=自己肯定感を育むこと」ということで良さそう。

乙武さんは、こちらのインタビューも良かった>Living in Peace|対談ブログ:働きながら、社会を変える。|乙武 洋匡さん× 慎泰俊:【前編】僕が教師になった理由、そして教師を辞めた理由

すべての子どもにとって、健康なそだちに普遍的に必要なものは何かということを考えてみると、愛着者から与えられる肯定感と、自己自身が育む自尊感情の二つではないかと思う。この自尊感情とは空想的な万能感の対局にあるものである。自分の万能感を乗り越え、しかしその上でなお、自分もそこそこにやれているという実感である。筆者はこの二つがすべての子どもたちに保障されることを願うものである。

iandeth. - 発達障害の子どもたち - 杉山 登志郎より


しかし、自己肯定感の発達過程はかなり気になる。仮に自己肯定感が大事とすると、その発達メカニズムはどうなっているのか。親の愛情というのは王道だろうけど、親へのアドバイスとしては良くても、家族や濃厚な繋がりを超えてはスケールはしにくいし、そこまで恵まれない環境で育った子供→成人に対するアプローチとしては濃厚過ぎる感じもするので。より一般化しうる要素を抽出するとどうなるんだろう。


Though They May Be Unaware, Newlyweds Implicitly Know Whether Their Marriage Will Be Satisfying
のような感じで、implicitなもの、explicitなものひっくるめて、自己肯定感が発達していく過程、形成過程を捉えられないものだろうか。どうしたら自己肯定感が持てるのか?上の話は親→子供という関係での話だけど、形成過程はそれだけじゃなさそうだし。ある程度成長して、親に依存しない形でも自分で自己肯定感は形成できそうだが。洗練された教義と歴史を持っている宗教はひとつのアプローチかもしれない。自己肯定感、幸福を語る時のαにしてωな気もするので、その形成過程や方法論を捉えることはとても大事そう。さて、どうやるか。

*1:話は反れるけど、エキスパートオピニオンの集積とかアンケート、科学としてのエビデンスレベルはアレかもだけど、プラクティスとしては現実的に一番ありがたいかも。特にエビデンスを設計しづらい分野は。これは少しシステム化できるか。