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オブジェクト思考ブロギング

サンフランシスコ出張:街並み

SFは、ハイテク志向な先進的な街だから街並みもエッジが効いた感じなのかな、と思っていたら、かなり19世紀的なデザインが多く意外。特に、シティホールはスーパー格好よい。このホールだけでも思わず住みたくなる。全米で最も美しい建物のひとつと言われるだけある。



ホテルもボザール様式の素敵な感じのものがいくつかあるし、金融機関のビルも19世紀的なデザインで歴史を感じさせる。そんな歴史を感じさせる建物が、現代的なビルディングとマッチしている、特にイタリア/スペインぽいデザインと。これだけすかっと明るく抜けた綺麗な空なら何でも合う気もしないでもないが。そう、空がなんとも言えず爽快そのものだ。



そして、建物のスケールがやはり違った。何でもビッグサイズな国だけど、単に物理的な大きさだけでなく、スケールを感じさせるという点に価値を置いてる部分もあるのかも。massiveさをアピールするというか。コールハース氏がビッグネスと身もふたもない言い方をしたくなるのがよくわかる。この点、安藤忠雄氏が他の器用な日本人建築家より世界で受けるのかということのひとつの因子かもしれない。これは人にも言えて、マッチョさを重んじる文化なのかなとは随所で感じて、段々アメフトにも興味が出てきた。彼らにとってのアメフトの持つリアリティがやっと理解できた気がした。何にせよ、アメリカ向けに仕事するなら、スケール感やmassiveさへの志向は意識の片隅に置いておこうと思った。



そういえば、市街中心地にユニクロを見つけた。土日にかなり盛況だった。ユニクロは、バリューエンジニアリング・サプライチェンジマネジメントから始まり、服飾産業をテクノロジー産業として再定義した起業と理解しているけど、これからはハイテク面でも期待したい(希望的観測)。西海岸あたりの自由なテクノロジー志向とあいまって、ユニクロxクリーンテック(といってもエネルギー生産ではなく、一見地味な省エネの方のクリーンテック)で、エアコンとか暖房が不要になるような服が出来ると、世界にも役立つ。ユニクロじゃなくても良いんだけど、どっかSFにでも本社を移して、服で省エネできれば、もっとエネルギー消費を減らせると思うんだが。省エネだけでなく、服ってもっとテクノロジーで世界を変えるポテンシャル持ってそう。