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サブジェクト⇔オブジェクト思考ブロギング

女性誌Graziaが5月号から働く母向けに新創刊

女性誌のGraziaが「今号よりGraziaは、『子どもを産んでからも仕事をし続けている女性、し続けたいと思っている女性』に向けて、新装刊しました。」ということでリニューアルしたらしい。



所得がある程度ある働く母向けのファッション誌があんまりないよね〜VERYとか有閑マダム的主婦がモデルだしね〜(いわんや家庭画報をや)みたいな話しを妻としていたが、やっとニッチを埋める動きが。40歳、子供が小学生前後、収入600-800万くらいのターゲットのイメージか。


ウーマンエキサイト


率直に言って、従来のファッション写真に、働く母向けの記事を急造しただけだけど、それでもターゲットをここに定めた以上、今後の展開に期待。力を持った女性誌が、ファッションの流れをある程度作りうることを考えると、Graziaが頑張ってくれることで、このターゲット女性向けのファッション文化・新しい衣服が形成される可能性がある。不況な今はファストファッションばかりだけど、その外にブルーオーシャンが広がっているとしたら、これからのファッションの流れも面白そう(余裕があれば自分でも考えたいが、そんな時間はない・・・)。


コラムも、瀧本さん、ちきりん、佐々木さんと良いセレクトだと思った。ツイッターでコンスタントに面白い人たちで、いわゆるマスメディア系有名人ではないウェブメディアで有名な実力派という絶妙なセレクション(Twitterは@ttakimoto、@InsideCHIKIRIN、@sasakitoshinao)。このあたりも時代の流れを捉えてるんじゃあーりませんかーと男子的にも思います。


しかし、ワーキングマザーって言葉はあんまりこの雑紙の世界観に合致しない手垢のついた言葉。何か良い表現を考えたいですね。今後のGraziaのマーケティング能力に期待。直接関係ないけど、女性誌のマーケティング力って表面的なレベルに止まるのかもしれんけど、今の日系ものづくり系企業と組み合わさったらどうなるんだろう、対極的な感じだけど、とふと思った。


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新装刊の「Grazia」に見る、ワーキングマザー向け雑誌の難しさ|サイゾーウーマン

久しぶりに女性誌に気になる動きが!これは「サイゾーウーマンの女性誌速攻レビュー」を読まなくては!と思い覗いたが、いつもの切れ味はあまりなく、比較的ありきたりのレビュー。


「もともと対象読者であるワーキングマザーたちもロールモデル不在の中、手探りで日々を送っています。ゆえに「Grazia」が簡単に理想像を打ち出せるとは思えません。だからこそ、読者に寄り添い、安易な答えを出すことなく、形作っていってほしいと思いました。」
と、まあそうだよね。というところ。



2012年4月15日追記:

P170「斎藤薫の美人のアナリシス」がなかなか秀逸な記事。一見ハリウッド女優の記事でいかにも浅そうな雰囲気ながら、ターゲット層のワーキングマザーに色々示唆に富む。

例えば、ファッションにしても、日常的に薄く広くオシャレをするのではなく、ハレとケをしっかり区別して、ハレにとことん楽しむ(ハリウッド女優は日常着結構ひどいけど、ハレのドレスは凄い。みたいな)。「女」モードと「母」モードの切り替えを服で行う。これはVERYなんかが、入学式みたいな子供イベントでオシャレすることが主眼になっているのと対照的で、まさにこれからのGraziaの目指すべき方向性と感じた。変に折衷的な中途半端なオシャレを目指すを日常で目指すよりも現実的かつ楽しい可能性がある。

自分が「女」としていられる舞台があるからこそ、入学式などのイベントでも、子供に主役を「譲る」ことができる。子供を「主役」として、自分は背景に一歩引くという余裕を持てうるとしたら、このあたりは、女優が主演と助演を使い分けることと通じるかもしれない。あるいはソロで演奏するのかオーケストラで演奏するのかといったような。