ideomics

オブジェクト思考ブロギング

エリック・シュミット先生はどこへ行った?

グーグルが迷走してる中、エリック・シュミットは何をしているんだろうと最近とみに思うのだが、考えてみればシュミットにとっては、グーグルは理想(Network is Computer)をかなえるひとつの経路としてで、そこまで愛着はないのかもしれない。


Fermat:"Eric SchmidtのCEO降板とGoogleの行方"
http://www.defermat.com/journal/2011/000864.php
シュミットが連邦政府入りするのではないかという話。現実はおいておいて、やはり池田さんの話はすげー面白い。シュミットが、アメリカ連邦政府と関係して何らかの政治的・公共的な活動やプロジェクトを行う可能性はどうなんだろうか。今年は大統領選挙だけど、オバマ再選したら、シュミット登用で何か面白いことは起きるだろうか。「Gov2.0(Government 2.0)」や「一般意志2.0」、「アルゴリズムによる統治、データベースとしての政府」、「politics without politicians」といったものの実装が始まったら素敵だな。


池田純一『ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力』
http://amzn.to/GBG2RI
「ジョブスやシュミットの夢が完成目前であり、この先の構想力をどこで見いだしていくか」というテーマで書かれた本。本書では無難にソーシャル系や抽象的な話をとりあげている形だけど、Gov2.0の実装ってのはひとつの解答になりうる。シュミットやジョブスが行ってきたことを、より社会の深いインフラに実装していくこと。古代ギリシャ・ローマからの歴史に+α。


封建の時代の指標が土地と人口、産業時代の指標がGDP時価総額として、情報化時代の指標は何だろうか・・・情報の所有量?コントロールできる情報の量?