ideomics

オブジェクト思考ブロギング

先輩の結婚パーティに行った

先日大学の先輩の結婚式2次会へ。奥さんが同じ職場だったという偶然もあり、お二人とも知っているという数少ないシチュエーション。容姿の優れる二人なので何を着ても映えるのだけど、今回のお召しものは聞くところによると、


新郎:ブルックス・ブラザーズのモーニング
http://www.brooksbrothers.com/

新婦:ヴェラ・ウォンのウェディングドレス
http://www.verawang.com/


らしい。どちらもアメリカのブランドだが、新郎のアメリカMBA留学の締めくくりとしてふさわしい。アメリカの19世紀から20世紀を、政界・ビジネス界からエンタメ界を、アングロサクソンからアジア系をカバーするようなイメージで。


会場はベトナム料理ベースのパーティスペース。8月という盛夏にベトナム料理ということで、これは礼装が難しい。一般的なドレスコードそのままじゃ重苦しいし、かといって非礼な形もできない。なかなかの難問で、結局紺の麻ジャケット+プリーツ入りシャツ+ライトグレーコットンパンツ+ボウタイ+黒のストレートチップとしたが、面白い課題だと思った。


というのは、今後中国南部、東南アジア、インドが経済発展したら、このあたりの礼装(含めた服飾文化)が課題になりそうだから。クールビズのポテンシャル - ideomicsで触れた通り、インド、シンガポール、上海、東南アジアといった熱帯・亜熱帯に向けた服飾文化のスタンダード作りが面白そう。当日なんてまさに東南アジアのシミュレーション。現地の服を使うってもひとつの手だが、基本的には洋装的が求められるだろうし。日本は暑いから、イタリア系が流行るのかもしれないが、さらに多湿への対応もいる。新しいスタイル・プロダクトを提案できたらきっといい。


アラン・フラッサーなどの本の通りにやるのもいいかもしれないけど、ヨーロッパ・アメリカ東海岸といった寒い地方がベースの話なので、そのまま持ってくるわけにはいかない。たまに欧米のドレスコードマニアみたいな人もいるけど、そこまで文化的被植民地意識に縛られなくてもいいと思う。↑への解は募集中です。


ということで、今回は二次会は、「ブルックス・ブラザーズとヴェラ・ウォンと共に持ち込んだ「アメリカ」を武器に、日本をバネにし、東南アジアに進出する門出」と解いてみる。東アジアで生まれたことを媒介にして、欧米という先進国から良きものを吸収・継承し、南〜東南アジアに攻める。と期待してみる。


そういえば、別な友人が上海で服飾ビジネスに携わっている。チームラボの猪子さん+元マッキンゼーの金田さんで何かやるらしい。ざっくりと言えば、日本の服飾文化(まずは若年女性向け)を持ち込むとか。何でも中国で売れてる雑誌は上位を日本の雑誌が占めているみたい。Tokyo Girls Collectionもかなり受けが良いとか。そこから、文化的輸出を図ろう、と。男から見ても、昔のCanCamやTokyo Girls Collection、そして109は優れたものだと思う。


>その猪子さんと金田さんの講演会が9月4日にあるようです(8月31日締め切り)。
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そいや新郎いわく、モーニングは「入閣に備えてw」だそうな。ぜひ期待!ですww