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ideomics

サブジェクト⇔オブジェクト思考ブロギング

クールビズのポテンシャル

メモ

段々と暑くなってきている。日によっては、スーツは蒸し蒸ししてそう。今年の夏は電力供給不足からエアコンが思うようには使えなさそうだが、スーツな方々はどうするのだろうか。一昔前からクールビズと言われているが、今年の夏は冗談抜きで切実な需要。


しかし、そもそもスーツってこんなに必要なのかしら。スーツ自体は嫌いじゃないし、休日にカジュアルなスーツ着ることもあるけど、あんまり多用しすぎると良くない気もする。一種のインフレ。スーツのありがたみが減ってしまう。まあ何を着るか考えなくても良いというメリットも大きいと思うけど。しかし、もっと別な形はないものか。



スタンダードに言えばジャケット&パンツ。夏であれば、この形でリネンなど使っていけば、それなりに暑さは(スーツよりも)和らぎそう。皺をどうするか難しいけど。あるいはユニクロ帝人に新しいマテリアルを期待するか。完全に素人考えだけど、ウールも編み方で通気性やら変わらないものか。きちっとした印象を損なわずに、いかに涼しくやれるかは、なかなか興味深い課題である。ウールベースのスーツは、イギリス(+ヨーロッパ)の民族衣装とも言えるとすれば、もう少し相対化できると嬉しい。




トム・ブラウンよろしくズボンをカットするという手もある。


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は服の薀蓄系マンガだけど、クールビズの提案なんかもあって(何巻か忘れたけど)、色々アイデアが披露されて面白い*1。「服を着て、毎日自分が誰なのかを確認する」というセリフが出てくるのだけど、スーツ一辺倒ではなく、もう少しアイデンティティになりそうな格好のバリエーションが出てくると良いな。


クールビズを奇貨として、「とりあえずスーツ」という文化が変われば、なかなか面白い。それに、今後インドや東南アジアなど、湿気の多く暑い地域も経済発展していくことを見込むならば、蒸し暑い地域の「きちっとした格好」を提案できれば、それは日本の1つの文化的貢献ともなるポテンシャルを秘めている。商売的にも、ウールのスーツでイギリス・ヨーロッパのブランドに勝つのは難しいけど、土俵を少しずらせば、アジア新興国市場を見越した覇権への可能性も出てこないか。「洋」服も、「洋」に収まらない発展が今後期待される。


これまでも各地域で新しい提案が加わってきた。例えば、イタリアのアンコンやアメリカのジーンズなんか。日本も既にストリートファッションや古着文化、新しいマテリアルテクノロジーなんかで資するものもあるだろうけど、クラシックな世界にも貢献できれば。スタイルにせよ素材にせよ製法にせよ。クールビズという名前は何だけど、1つのスタンダードが打ち出せれば。さて、どういった形がありうるものか。

*1:青年マンガの王道として薀蓄系があるけど、個人的には建築家が主人公の建築系マンガが出てくると嬉しい