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ideomics

サブジェクト⇔オブジェクト思考ブロギング

スッチーという伝統芸能

日記

今日は羽田の国際線再就航初日らしい。少し前になるが、福岡県の学会に行くのに、羽田の国内線を利用したけれど、なかなか大きな国際線ターミナルが見えたなあ。


あまりにひさしぶりの国内線(JAL)だったが、スッチー*1の礼節には舌を巻いてしまった。ビジネスで出張が頻繁な人には最早普通すぎる光景なのだろうが、スッチーのお辞儀はすごいね。エレガント、の一言というか。


普段ビジネスマナーとかに接してない業界の人間なだけかもしれないけれど、やっぱり秘書さんなんかで、元スッチーの人を見かけると、所作が美しい。明らかにオーバースペックだが、これはもはや技の領域。元が綺麗な人が多いけど、それ以上に所作で魅せてくれる。だから歳とっても、雰囲気がある。昔奥さんにスッチーが大人気だったのもよくわかる。


とはいえ、昨今の趨勢から、こんなスッチー道も、合理化でなくなっていくのだろう。元スッチーのマナー教室とか、ビジネスマナー講師といった形で、多少は受け継がれていくのだろうが、基本的には、消え行く伝統芸能なのだろう。


学会は2泊3日だったので、東急インに泊まったが、こちらもまたサービスの高さに驚いた。これまた出張が頻繁なヤングエグゼグティブには常識なのかもしれないが、アメニティといい、スタッフの愛想といいい。5000円程度の宿泊で、ここまでしてくれるの??って感じ。よくホテルのサービス面は日本が一番というけど、確かになあ。


こういった体験をすると、日本の「強み」と思ってしまうが、基本的には、ドメスティックで輸出にならず、外貨につながりにくい気もする。観光業で外貨を稼ぐにしても、どれくらいスタッフのサービスレベルが惹きつける魅力になるかというのも疑問だ。


むしろ、サービスの高さが当たり前になってしまうと、お互いに感情労働を酷使して、かえって、全体のQOLは下がるような気がする。特に医療機関にいるとそう思う。保険で賄われるのは、医療行為のみなのに、ホテル並みのサービスを自ら課してしまい、現場のものとしては、感情労働面での疲労も大きい気がする。少なくとも、何らかの形で報われないと持続し難い。


某友人のツイッター
「サービスのクォリティも、みんな意識してほどほどを目指さないと、最終的にみんなの首が締まるんじゃないか、てか現に締まってきてるんじゃないか、とか。」
とあったが、本当にそんな感じ。


スッチーの古典化を思いつつ、そんなアンビバレントな日。


そういえば、福岡県の博多市はとても活気があって、なかなか魅力あるところだった。何か特徴があるというわけでもないけれど、この活気は他の(同規模の)地方都市にはなかなかない。ある広域の中心都市となるのが、地方都市のあるべき姿だなと思った(というか他に選択肢がない)。他の地方都市も、ある程度の広域でコンセンサスとるなり、自然発生を促進するなりで、中心化を進めないとですね。

*1:キャビン・アテンダントと言うのが大人の流儀だが、文脈上あえて