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「建築家 安藤忠雄」 安藤忠雄

極めてスタンダードな安藤忠雄入門。ある程度彼について知っている人も、改めて通史的に見ることができるという意味で、何かしら新しく得るものがある。


作品と人生を通時的に見ると、ひたすらに「スタンダードさ」が浮き上がってくる気がする。題名に「建築家」とあるのが端的に物語るように。


彼自身が時代のスタンダードを作り上げてきたというのもあるけれど、生き方に何か普遍的なものがある気がする。そういう意味で、伝記ものとして教訓的。作品の入門としても優れているけれど、やはり「生き方」が主役の本だ。


個人的には、テクスト+写真(人、作品)+名句的な挿入という構成も面白かった。この3つの要素を合わせた自伝は初めてで、極めてスタンダードながら、本の構成というものを考える上で示唆に富む。


ちなみに写真はby アラーキー



建築で闘い続ける男、初の自伝。