ideomics

オブジェクト思考ブロギング

「サマンサタバサ 世界ブランドをつくる」 寺田和正

最近渋谷の109へ「観光」する外人が多い。とどっかの記事。ほんとかどうかわからないが、109が体現する服飾文化、そして、ビジネスモデルが結構注目されているらしい。ビジネスモデル・・・あるブランドのヘビーユーザーが、ショップの店員となり、ショップのスター店員がデザイナーになるという草の根感;天から降りてきたデザイナーのものをありがたく拝むグローバルブランド型のモデルとは異なるサークル感・・・が新しいとか。companyというものの定義を広げている。単純に消費者と生産者を分けられないあたりは、web2.0の考え方に近いか。とはいえ、2.0というよりは1.5くらいのレベルだろうが。

WIREDの編集人の某かは、109出身のデザイナーのある人を現代のココ・シャネルとまで表現していました。女性自身が自分達の着たいものを着るliberationの担い手という意味で。

そんな文脈で何となく手に取った本。正論が多いけど、何だかんだいって全ページを一気に読んでしまった。面白かった。確かこの寺田社長は、Tokyo Girls Collectionにも関わっているんだっけか。すごいなぁ。