ideomics

オブジェクト思考ブロギング

literacy = letter-cracy のこれまでとこれから

法文と文法。literacyから生まれた鏡合わせの双生児は、literacyとは、実は統治形態(-cracy)の一種であり、紙による統治という意味であることを示している。cの一文字は、官庁内でのみ見ることが許されており、一般市民は見ることができない。科挙に登第す…

『モラルの起源――実験社会科学からの問い』(亀田達也)

モラルの起源――実験社会科学からの問い (岩波新書) 作者: 亀田達也 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/03/23 メディア: 新書 この商品を含むブログ (3件) を見る 亀田先生の『モラルの起源――実験社会科学からの問い』(岩波新書)、とても良かった。初…

エビデンスのピラミッド

問題:以下のエビデンスのピラミッド(階層)を完成させよ。 ecee_cee__cee___cee____ceevidenceexistenceexperience

Feighner Criteria, RDoC

The Development of the Feighner Criteria: A Historical Perspectivehttp://ajp.psychiatryonline.org/doi/abs/10.1176/appi.ajp.2009.09081155によると、Feighnerさん達は、網羅的に文献を読み込み、時間かけてまとめたらしい。 now-hereに留まる声のやり…

Paradigm Lost

主なるジョブズはシリコンのちりでiPhoneを造り、命の息をその半導体に吹きいれられた。そこでiPhoneは生きた者となった。 主なるジョブズは言われた。iPhone SEがひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう。iPhone SEを深く眠らせ、…

自分自身との共生の作法

chino otsuka昔の自分と、今の自分を同じ平面に並べた写真が、なかなか良い。 以下、とある寄稿より改変 *************思春期~青年期は、脳自体が生物学的にダイナミックな変化を起こす時期であると同時に、恋愛や家族からの自立、就職などに…

natural-native-naive language

国語というのも面白い表現で、国籍境界と言語境界が一致しないことはままある。nation=言語共同体(出版=文字による紐帯)とすると、言語共同体をまたいだ統治機構の支配 (state/government) が帝国 (empire) で、nationと一致したstateがnation-stateとい…

マネー=ゲーム

お金って、日本銀行券とか言い換えてみると、正にも負にも強い思い入れを持たずにすむ方向に、認知(ひいては感情)を動かせる。cognitiveを変えて、valenceが結果的に変わり、behaviorも変わる。通貨(currency)によって、流れ(current)ができる。個体=…

ゲームの規則

子供とババ抜きをした。記憶にないくらいひさしぶりすぎだけど、ゲームって、関係構築・維持の効用結構大きいんだな、と実感。直接的な関わり合いが得意でなくても、ゲームという媒介・媒体を通して、関係構築・維持ができる。ゲームは、(社交認知能力)貧…

人文・・・人と文

人文・・・人と文。 文=通貨=currency=current(流れ)を作るもの、つながりを作るもの、と捉えると、人=ノード、文=エッジというネットワーク構造。人中心な思考とはノード中心な思考で、文中心な思考とはエッジ中心な思考。間=文として、人文=人間…

『外科医の息子たち:ローレンツ・ボウルビィ・フーコー』:アタッチメントとデタッチメント

I 愛着行動 (母子関係の理論 (1) 新版)作者: J・ボウルビィ,黒田実郎,大羽蓁,岡田洋子,黒田聖一出版社/メーカー: 岩崎学術出版社発売日: 1991/04/20メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る愛着理論の構成で、ボウルビィがエソロジ…

自分を自由化 (libertize?) すること

「エピクロス派の哲学者たちの場合には、『メノイケウスあての書簡』が、哲学というものは自分自身への気配りの絶え間なき営みと見なされるべしとの原則へ道を切り開くものであった。」(フーコー『自己への配慮』自己の陶冶) 「哲学者の学校とは診療所(ia…

Active-Responsive-Passive framework:欲望と愛着と快楽

Anticipatory pleasure (AP, wanting) とConsummatory pleasure (CP, liking)*1 価値分析には、Anticipatory pleasure (AP) とConsummatory pleasure (CP)の区別が重要。自分の持っている価値観、相手の持っている価値観、それを包む環境(社会)で主流の価…

erosophia (eros-sophia)

「問題構成のこの点(いかにして快楽の客体を、自分の快楽を支配する主体となすか)こそを、哲学的なエロス論、いやともかく、恋にかんするソクラテス的でプラトン的な省察はその出発点とするだろう。」(フーコー『快楽の活用』真の恋) 「『饗宴』と『パイ…

自己との責任 responsibility = responsivility

自己と他者:自己愛について - ideomics の補足 「epimeleia heautou(自己への配慮を意味するギリシャ語)、cura sui(自己への配慮を意味するラテン語)は、多くの哲学教義のなかにくり返し見出される一つの命令である。」(フーコー『自己への配慮』自己…

『ラス・メニーナス=ラ・ファミリア』 "Las Meninas = La Familia"

(Diego Rodriguez de Silva y Velazquez, 1656) 国王夫婦を視座として、夫婦がともに鏡にうつり、視界の中心にあるのは夫婦の娘、周りにいるのは娘の親密圏を構成する人々。家族とその視座の表象。子供からの視点というのは概して考慮されにくい・・・けれど…

自己と他者:自己愛について

「哲学における現実は、自己と自己との関係にある」(フーコー) フーコーの主題:主体・権力・知(→主体化)と並行して、彼が扱ってきた対象:精神医療・刑罰・性・自己を並べてみる。それを関係論として構造化してみると、その中心に浮かび上がるのは「他…

human & humor: Homo AND & Homo OR

humorって、ラテン語の"body fluid"みたいな起源らしい。固体=個体ではなく、流体=気体=pneumaticってことか。間に空気=霊=光・音を含むこと。笑い声・・・発声というより空気の動きの発生。声とは違う。言葉や言語とは違ったものとして、純粋な空気の…

"Mort de l'homme=Homo sapiens"

フーコーの"Mort de l'homme"は、「人間の終わり」と訳されることが多い。彼の研究対象としての近代の「人間」像だけでなく、hommeは何を意味するか。femmeは含まれるのか。など色々想像をかき立てるものがある。彼の研究対象だった近代の人間科学。その中の…

トリニティとトリオ

「キリストの企ては個的なものだった。「個」(個人)と「衆」(集団)とは、それ自体として対立しているというよりもむしろ、私たち一人一人の心の中に、個の心と衆の心というかたちで、対立しあう二つの部分として存在している。ところが、キリストはこの…

二元論(二分法)の直線の外に点を打つ

論文・散文・詩・・・直線上のスペクトラムに考えたくなるが、実は三角形(円環)なんだ。と、ドゥルーズの文章読むと(翻訳だけど)感じる。論文と詩の中間にあるもの。具象画に対して抽象画というカテゴリーがある。叙事詩や叙情詩(具体詩)に対して抽象…

ゴーストライター

ゴーストは霊といっても、基本的には死者の霊に意味が限定されるらしい。恐怖や憎悪を投影なこともあるけど、愛情がゆえの残像であることも多いしね。愛着=執着の残像としてのゴースト=霊。ゴースト(死者の霊)が当たり前のように登場人物だったり、案内…

critique et clinique:『批評と臨床』ジル・ドゥルーズ

批評と臨床 (河出文庫 ト 6-10)作者: ジル・ドゥルーズ,守中高明,谷昌親出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/05/01メディア: 文庫 クリック: 30回この商品を含むブログ (23件) を見るcritique et clinique(批評と臨床)critique(批評):文献中心 c…

実存方程式

自意識(思考)と自己(実存)との対話でΔt→0とすると、"Cogito ergo sum"と「思える」。しかし、実際にはΔt=0ではない。「(瞬間よ)とどまれ。お前はいかにも美しい」といっても、実際に時間は過ぎていく。自意識と実存の一致を志向するものとしての実存…

身体性・精神性・霊性のフレームワーク (Somatic-Psychical-Pneumatic framework)

オリゲネスのソーマティカー(身体主義者)、プシュキカー(精神主義者)、プネウマティカー(霊主義者)を原意から外して、身体性・精神性・霊性のフレームワーク (Somatic-Psychical-Pneumatic framework) として使てみる。例えば、bio-psycho-socialに当…

技術人 (Homo ars?) としての超人 (super-human)

電車であたりを見回すと半分くらいがスマホと(私も)。スマホって、自分の身体の一部。着脱可能な人体の「器官」。服やメガネや靴もそうだけど、違うのは反応性があるところ。特にiPhoneは官能的な反応性(response + ability )が高い。反応性が高いとanim…

未知の知

「それゆえに人間の神認識の究極は、人間が『自分は神を知らない』ということを知ることであり、自分が認識するかぎりにおいて、神が何であるかは、われわれが神について理解するすべてのことを超えていると知ることである。」(トマス・アクィナス) 神とい…

自我と自己の対話としての個人:最小単位の再結合性 (re-lig-iosity)

個人 (individual)を、自分-自分関係=自我-自己関係と捉える。自意識(自我)と内なる他者(自己)との関係として。自我と自己・・・自我による自己への愛着・信頼・信仰、その応答としての自己から自我への愛着・信頼。自我と自己の対話としての個人indivi…

霊と魂:ビットからスピリットへ

近しい人の遺体に接する。当たり前に生きていたはずの身体(肉体)の中に、psyche(息・魂)を感じられなくなったとき、身体とは独立した非物質的なpneuma/spiritus(息・霊)を想定するようになる。実際、本とか絵とかで精神が伝わっていく人もいる。そこま…

Individual-Social-Societal framework

ヒトの「倫理」と言われるものを考えるにあたってのIndividual-Social-Societal (ISS) framework。関係の階層性があり、関係の階層によって考え方が変わるのではないかという前提をおいたフレームワーク。原子・分子・細胞小器官・細胞・組織(回路)・器官…