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オブジェクト思考ブロギング

映像

ジョン・ラセターの逆襲:『アナと雪の女王』

遅ればせながら、やっと見た。とりあえず完成度が凄い。CGのクオリティ・ミュージカル部分の挿入の妙・ディズニープリンセス像の発展的自己否定・女に内在する2つの欲求の描写など、内容は色々言われている*1ので割愛するが、製作としてもピクサーとディズ…

『モンスターズ・ユニバーシティ』

「その種において完全なものはその種を超越する」という言葉があまりに良く当てはまる。 アニメ、映画というより「世界」を作っている。映画の文法から評価されることもあるかもしれないけれど、「映画」とは違うんじゃないかと思ってしまった。これこそthe …

三島由紀夫の往生際

1970年あたりの出来事や思潮を、ブラウン運動さながらにくるくる回っている自分に、ふとよぎった映像。 医者として考えざるをえない課題に、死というイベントとどう向き合うかというのがある。過剰なまでに死なるイベントに意味をもたらす のはあまり賛成で…

「ツール・ド・フランス」 クラフトワーク

今年の4月に自転車を買った。同僚に自転車大好きな友人がいて、それに影響された形。直接に購入に踏み切った後押しをしたのは、この音楽。 いいですね〜マン・マシンの一体感とスピード感を表現したらしいけれど、まさにそんな感じ。しばらくこの音を聞きな…

あさま山荘事件の映像

最近1970年あたりがテーマで、政治の季節から消費社会へと、世の中の方向性が変わっていく様子に興味をもつことが多い。色んなことがあったけど、やっぱり極めつけの一つはこれじゃなかろうか。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%95%E3%81%BE%E…

ゴミの行く末を思いつつ、「いのちの食べかた」を思い出す

ここ最近東京都の一部の区では、積極的にゴミの分別をしなくなった。今まで燃えないゴミとされていた、プラゴミやトレイなんかが燃えるゴミになったから。おー遂に東京の焼却場も火力を高めたんだ、良かった、良かったと思っていたら、どうやら、燃えないゴ…

「さくらん」 蜷川実花他

土屋アンナはヤンキー的なもののわかりやすいアイコン。そう思って、「さくらん」をツタヤよりレンタル。個人的には、演出家が好きなようにアレンジした建物やインテリアが印象的だった。江戸時代というネタを使って、時代考証に囚われず、思うようにデザイ…

「サンチアゴ・カラトラバ」 DVD現代建築家シリーズ

サンチアゴ・カラトラバの名前を初めて知ったのはプリツカー賞(建築における最も権威ある賞のひとつ)受賞者リストであった。高名な建築家が揃うリストで、幾人か知らない名前があったが、彼もそのうちの一人だった。少なくとも、日本ではそう有名な作家で…