ideomics

オブジェクト思考ブロギング

メモ

社内保育園によるcompetitive advantage?

共働きがスタンダードになって、なおかつ親の関心が教育に行く度合いが高まるとすると、社内保育施設のリファインが、雇用戦略として、大きな競争優位になるのも一般的になるのかな。これまでもいわゆる女性の職場と言われる業界ではある程度そうだったろう…

文学における共著、あるいは多視点の方法論・・・collective writing?

文学と言われるものにまったくの素人ではあるものの、ふと文学において共著という概念が成り立つのかどうかと気になった。というのも、集合知とか集団による創造性といったコンセプトが最近気になるトピックだから。ポリフォニーといった概念はあるものの、…

ソーシャル・デザイン。「社会実験」のグラント化?グラントの民主化?

楽しく読んだ。シリアスになり過ぎずに、楽しく社会の問題を解決していくコンセプトや実践例が並んでいる。 例えば、タバコの代わりにシャボン玉を一服する東京シャボン玉クラブ(東京シャボン玉俱楽部)。常々、非喫煙者として喫煙所のコミュニケーションは…

王道と覇道

ベネディクト16世のローマ法王退位後、誰が法王に就くかというところで、http://www.thetimes.co.uk/tto/faith/article3684720.eceみたいに、次は非ヨーロピアンアンセストリーな法王になる可能性もあるという話があるとかないとか。今の国際的な状況で政…

Web葬 - one world cemetery

お葬式の形が徐々に変容しているようだけど、もう少し経ったら、もしかすると"Web葬"がスタンダードになってくるのかもしれない。故人のライフログ的な静的なデータのみならず、故人のキャラクターや知識・価値観を基に、何らかの方法で生成されたtailor-mad…

学校自治とコミュニタリアニズム

某友人との話の中で、卒業生が守りたいと思うような文化がある学校のケーススタディというのに興味が湧いた。母校に(強い)アタッチメントを持つ人に時折出会うことがあり、そういう人を多く輩出している学校があるという印象。生まれ育った土地への郷土愛…

議論のアーキテクチャー

会議の運営などにも共通するかもしれないが、議論の生産性を上げるにはどうしたら良いだろうか。トピックを決めるとか、事前に論点をまとめるといったことは当たり前として、議論のボトルネックになりやすいのは、批判をどう受け入れていくかという点な気が…

遺伝学と人文学のマリアージュ?

Genome-wide data substantiate Holocene gene flow from India to Australia オーストラリア住人(英国由来前からもともと住んでいた人たち)とインド住人に共通するDNA配列の特徴から、4000年前にインドからオーストラリアへの移住があったのではないかと…

慶應SFCというシステム

学際という言葉が無意味と思えるほど、学問の境界が融解して、学問の体系が、スタティックなものから、どんどんダイナミックなものになっているとすると、慶應大学が、慶應SFCという形で、新しい知の体系を、スタータップのインキュベーター的に、本体とは別…

Book Forward: or, Das Kommunistische Manifest? ver 0.1

本が家に蓄積されて置き場所に困る。よくあるシチュエーションで、電子化やBookOffなんかがひとつの解決策になるのだろうけど、あまり気も進まない。某図書館に寄付しようとしたら、新刊5年以内でないと受け付けないとのこと。 という中で、確実に手元に残し…

人は土から離れて生きられないのよ

ラピュタがなぜ滅びたのか、私よくわかる。ゴンドアの谷の詩にあるもの。 「土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう」 どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられな…

Reviewerとしてのサイエンス・ジャーナリズム

サンエンス・ジャーナリズムは成り立ちにくい。という認識だけど、「単独で」成り立つのが難しければ、例えば、学術誌の査読や総説執筆といったサイエンス内部の仕事と抱き合わせることで、ある程度「職業」として成立しないかと思ったり。 というのも、映画…

大家族政策:家政学と経営学

年初に妻の実家で拡大家族おせち。結婚するまでは、相当に面倒くさいんだろうなと敬遠したい印象を抱いていたけど、普通に楽しかった。と同時に、結婚とは恋愛と違って二人以上の関係で成り立つものなんだなと実感。確かに、結婚と恋愛は違う。 「核家族化と…

Grazia1月号:ヴァン・クリーフ&アーペルと贈与論?

徐々に薄くなるGraziaに心配しておりますが、しかし、これホント良い雑紙です。女性誌をコンスタントに読む習慣はこれまでなかったですが、Graziaの出来映えはとても良い。とはいえ、(ほとんど買い物をしない)私にヒットするというのは、利益を上げる方向…

脳=思想するカラダ? - 『脳には妙なクセがある』池谷裕二著

池谷裕二先生の『脳には妙なクセがある』(扶桑社)、さすがのクオリティ。めちゃくちゃ面白かった。池谷先生、無双過ぎですね。 池谷先生が幅広くチョイスした面白い実験が、アラカルトのように並べられているけど、 身体運動や身体感覚が内面化されることに…

デザイン思考とfMRI?

プレゼンなどの技術のひとつとして、フローチャートや図解というのがあるけど、フローチャートや図解って、ぱっと見でわかりやすくするという効用だけでなく、言葉だけの説明とは違う脳部位が反応・活性化するという作用があったりしないだろうか。違う脳部…

ゲーム行為とメタゲーム行為

サッカーにしろ麻雀・将棋にしろ、ちょっとずつルールは変わるけど、大枠は変わらないゲーム。基本的にはルール内で遊ぶ/戦うもの。それとは違って、時々ルールを変えるチャンスがあって、ルールを変更する行為(メタゲーム)自体も遊び/戦いの一部になるよ…

公衆衛生大学院の政策への意義

身の回りの人が公衆衛生分野に進んでいる。なかなか興味深いトレンド。自分自身がその道に進むわけではないが、公衆衛生分野は①②の意味でこれから非常に重要だと思う。 ①日本から世界に発信日本医療政策機構の元副代表の近藤先生によると、日本の医療政策は…

Fw: 主婦が欲しいのは、「メイド」じゃなくて「執事」(または「秘書」)

"Family Computer"としてのHome Server/自宅クラウド - ideomicsにはじめ氏からコメントを頂いた*1。 SpottifyとかGroovesharkみたいなinternet radioになって、家の中からCDだけじゃなくて、storageも消えるんじゃないかな?実際、金庫は家の中から消えて、…

政治家のスペック比較表

結婚とか庶民の人生でも「家柄」という発想が出てくるけど、ブランドも含めて、ある程度ヒューリスティックな思考のeconomizeなんだろうし、わからないでもない。確かに、情報を分析的に考えるのでなければ、「全体的な評価」をするヒューリスティックスとし…

サンフランシスコ出張:学会と財団、サイエンスのファンディング

今回の目的はアメリカ人類遺伝学会だったけど、学会の作り方はやはり一日以上の長がある。こういうイベントを作るのは本当にうまい人たちだ。特に上層部のスピーチは実にうまい!人の上に立つには、コミュニケーション、特にスピーチがしっかりしていないと…

"Disruptee's Dilemma": 機械式時計のカウンター

「イノベーションのジレンマ」って、機能が飽和(オーバースペック)→破壊的テクノロジーみたいな話の中で、破壊的テクノロジーサイド(Disruptor)に立った/立ちましょう的な語り口が多いけど、破壊される方の立場(Disruptee?)から「防衛」を考えるとどうなる…

"Family Computer"としてのHome Server/自宅クラウド

最近CDを入れ替えるという行為が、どうしようもなく野蛮な気がしてきた。やはり、みたいなLANネットワークベースの「オーディオ」が良いのかしら。 金のかかる男の趣味として同じく定評のあるカメラに引き続き、オーディオもプリンタみたいな「周辺機器」的…

医療ツールとしてのIQ

VIQ(言語性IQ)>>PIQ(動作性IQ)と差(discrepancy)が30以上になるのは、なかなか珍しいけど、不適応の背景としてdiscrepancyが結構大きいのかもと最近の症例*2で体感。例えば、VIQが高いと表面的にはそう問題なさそうだけど、PIQの関係で実際の仕事遂行…

こんまりずむ@知識/情報

日頃楽しくフォローさせて頂いている瀧本(@ttakimoto)さんだけど、↓は非常に刺さった瀧本哲史bot on Twitter: "モノだって知識だって、たくさん持っていると、所有して、支配しているようで、逆に縛られてしまいます。だから、時々手放して、持っているもの…

ビックロ:家電x衣服でどうなる?

ビックロって完全にネタだと思ってたけど、衣服x家電って意外とおもしろいのかもしれない。これまで繊維とか非電気でテクノロジーの追究をしていたユニクロだけど、電気系統を利用した衣服への想像力をかき立ててくれるのかもしれない。 例えば電気毛布があ…

ピープルビジネス?社交ビジネス?感情労働?

耐久消費財は言うに及ばず、生鮮食料品もどんどんネット(スーパー)での買い物になっていく。今の生活が続くと、家電量販店だけでなく、スーパーですらもリアル店舗が危機的になりそうな。一方で、美容院といい、この前のフォトスタジオといい、ことあるご…

バイオロジカルなEigenrhythmは音楽の気持ちよさと関係があるのだろうか

ベビーの寝かしつけの際に、リズムつけて体をポンポンとするんだが、自分にセンスが感じられない。相手にシンクロしたポンポンできるような人は、音楽を奏でる時もちょっと違うんだろうか。いわゆるリズム感とはちょっと違う「シンクロのセンス」というか何…

パラリンピックという(産業)国策

http://blogtimes.jp/blog/2012/07/19184.html この動画は普通に凄いな。パラリンピックの当初の狙いとしては、障害者と呼ばれる人たちにも、オリンピックと同様の機会を、といったフェアネスとかそういった精神から始まっているのだろうけど、選手をサポー…

ハンナ・アレントにおける政治の意味

『政治の意味とは自由である』(ハンナ・アレント) 政治に「必要なもの」とか、政治の「目的」ではなく、政治の「意味」とは自由である。というアレントの言葉がずっと理解できず、時々思い出しては考える。 アレントの言いたかったこと・・・それは、いわ…