ideomics

サブジェクト⇔オブジェクト思考ブロギング

自分自身との共生の作法

とある寄稿より改変 *************思春期~青年期は、脳自体が生物学的にダイナミックな変化を起こす時期であると同時に、恋愛や家族からの自立、就職などによる社会参加といった心理的な負荷が大きい時期でもある。まだ身体的な完成を見る前と…

natural-native-naive language

国語というのも面白い表現で、国籍境界と言語境界が一致しないことはままある。nation=言語共同体(出版=文字による紐帯)とすると、言語共同体をまたいだ統治機構の支配 (state/government) が帝国 (empire) で、nationと一致したstateがnation-stateとい…

マネー=ゲーム

お金って、日本銀行券とか言い換えてみると、正にも負にも強い思い入れを持たずにすむ方向に、認知(ひいては感情)を動かせる。cognitiveを変えて、valenceが結果的に変わり、behaviorも変わる。通貨(currency)によって、流れ(current)ができる。個体=…

ゲームの規則

子供とババ抜きをした。記憶にないくらいひさしぶりすぎだけど、ゲームって、関係構築・維持の効用結構大きいんだな、と実感。直接的な関わり合いが得意でなくても、ゲームという媒介・媒体を通して、関係構築・維持ができる。ゲームは、(社交認知能力)貧…

人文・・・人と文

人文・・・人と文。 文=通貨=currency=current(流れ)を作るもの、つながりを作るもの、と捉えると、人=ノード、文=エッジというネットワーク構造。人中心な思考とはノード中心な思考で、文中心な思考とはエッジ中心な思考。間=文として、人文=人間…

『外科医の息子たち:ローレンツ・ボウルビィ・フーコー』:アタッチメントとデタッチメント

I 愛着行動 (母子関係の理論 (1) 新版)作者: J・ボウルビィ,黒田実郎,大羽蓁,岡田洋子,黒田聖一出版社/メーカー: 岩崎学術出版社発売日: 1991/04/20メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る愛着理論の構成で、ボウルビィがエソロジ…

自分を自由化 (libertize?) すること

「エピクロス派の哲学者たちの場合には、『メノイケウスあての書簡』が、哲学というものは自分自身への気配りの絶え間なき営みと見なされるべしとの原則へ道を切り開くものであった。」(フーコー『自己への配慮』自己の陶冶) 「哲学者の学校とは診療所(ia…

Active-Responsive-Passive framework:欲望と愛着と快楽

Anticipatory pleasure (AP, wanting) とConsummatory pleasure (CP, liking)*1 価値分析には、Anticipatory pleasure (AP) とConsummatory pleasure (CP)の区別が重要。自分の持っている価値観、相手の持っている価値観、それを包む環境(社会)で主流の価…

erosophia (eros-sophia)

「問題構成のこの点(いかにして快楽の客体を、自分の快楽を支配する主体となすか)こそを、哲学的なエロス論、いやともかく、恋にかんするソクラテス的でプラトン的な省察はその出発点とするだろう。」(フーコー『快楽の活用』真の恋) 「『饗宴』と『パイ…

自己との責任 responsibility = responsivility

自己と他者:自己愛について - ideomics の補足 「epimeleia heautou(自己への配慮を意味するギリシャ語)、cura sui(自己への配慮を意味するラテン語)は、多くの哲学教義のなかにくり返し見出される一つの命令である。」(フーコー『自己への配慮』自己…

『ラス・メニーナス=ラ・ファミリア』 "Las Meninas = La Familia"

(Diego Rodriguez de Silva y Velazquez, 1656) 国王夫婦を視座として、夫婦がともに鏡にうつり、視界の中心にあるのは夫婦の娘、周りにいるのは娘の親密圏を構成する人々。家族とその視座の表象。子供からの視点というのは概して考慮されにくい・・・けれど…

自己と他者:自己愛について

「哲学における現実は、自己と自己との関係にある」(フーコー) フーコーの主題:主体・権力・知(→主体化)と並行して、彼が扱ってきた対象:精神医療・刑罰・性・自己を並べてみる。それを関係論として構造化してみると、その中心に浮かび上がるのは「他…

human & humor: Homo AND & Homo OR

humorって、ラテン語の"body fluid"みたいな起源らしい。固体=個体ではなく、流体=気体=pneumaticってことか。間に空気=霊=光・音を含むこと。笑い声・・・発声というより空気の動きの発生。声とは違う。言葉や言語とは違ったものとして、純粋な空気の…

"Mort de l'homme=Homo sapiens"

フーコーの"Mort de l'homme"は、「人間の終わり」と訳されることが多い。彼の研究対象としての近代の「人間」像だけでなく、hommeは何を意味するか。femmeは含まれるのか。など色々想像をかき立てるものがある。彼の研究対象だった近代の人間科学。その中の…

トリニティとトリオ

「キリストの企ては個的なものだった。「個」(個人)と「衆」(集団)とは、それ自体として対立しているというよりもむしろ、私たち一人一人の心の中に、個の心と衆の心というかたちで、対立しあう二つの部分として存在している。ところが、キリストはこの…

二元論(二分法)の直線の外に点を打つ

論文・散文・詩・・・直線上のスペクトラムに考えたくなるが、実は三角形(円環)なんだ。と、ドゥルーズの文章読むと(翻訳だけど)感じる。論文と詩の中間にあるもの。具象画に対して抽象画というカテゴリーがある。叙事詩や叙情詩(具体詩)に対して抽象…

ゴーストライター

ゴーストは霊といっても、基本的には死者の霊に意味が限定されるらしい。恐怖や憎悪を投影なこともあるけど、愛情がゆえの残像であることも多いしね。愛着=執着の残像としてのゴースト=霊。ゴースト(死者の霊)が当たり前のように登場人物だったり、案内…

critique et clinique:『批評と臨床』ジル・ドゥルーズ

批評と臨床 (河出文庫 ト 6-10)作者: ジル・ドゥルーズ,守中高明,谷昌親出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/05/01メディア: 文庫 クリック: 30回この商品を含むブログ (23件) を見るcritique et clinique(批評と臨床)critique(批評):文献中心 c…

実存方程式

自意識(思考)と自己(実存)との対話でΔt→0とすると、"Cogito ergo sum"と「思える」。しかし、実際にはΔt=0ではない。「(瞬間よ)とどまれ。お前はいかにも美しい」といっても、実際に時間は過ぎていく。自意識と実存の一致を志向するものとしての実存…

身体性・精神性・霊性のフレームワーク (Somatic-Psychical-Pneumatic framework)

オリゲネスのソーマティカー(身体主義者)、プシュキカー(精神主義者)、プネウマティカー(霊主義者)を原意から外して、身体性・精神性・霊性のフレームワーク (Somatic-Psychical-Pneumatic framework) として使てみる。例えば、bio-psycho-socialに当…

技術人 (Homo ars?) としての超人 (super-human)

電車であたりを見回すと半分くらいがスマホと(私も)。スマホって、自分の身体の一部。着脱可能な人体の「器官」。服やメガネや靴もそうだけど、違うのは反応性があるところ。特にiPhoneは官能的な反応性(response + ability )が高い。反応性が高いとanim…

未知の知

「それゆえに人間の神認識の究極は、人間が『自分は神を知らない』ということを知ることであり、自分が認識するかぎりにおいて、神が何であるかは、われわれが神について理解するすべてのことを超えていると知ることである。」(トマス・アクィナス) 神とい…

自我と自己の対話としての個人:最小単位の再結合性 (re-lig-iosity)

個人 (individual)を、自分-自分関係=自我-自己関係と捉える。自意識(自我)と内なる他者(自己)との関係として。自我と自己・・・自我による自己への愛着・信頼・信仰、その応答としての自己から自我への愛着・信頼。自我と自己の対話としての個人indivi…

霊と魂:ビットからスピリットへ

近しい人の遺体に接する。当たり前に生きていたはずの身体(肉体)の中に、psyche(息・魂)を感じられなくなったとき、身体とは独立した非物質的なpneuma/spiritus(息・霊)を想定するようになる。実際、本とか絵とかで精神が伝わっていく人もいる。そこま…

Individual-Social-Societal framework

ヒトの「倫理」と言われるものを考えるにあたってのIndividual-Social-Societal (ISS) framework。関係の階層性があり、関係の階層によって考え方が変わるのではないかという前提をおいたフレームワーク。原子・分子・細胞小器官・細胞・組織(回路)・器官…

愛智の逆理問題

哲学=愛智の逆理問題。以下の用語を自分なりに定義せよ。1. 未知の知 2. 無知の知 3. 非知の知 4. 不知の知 5. 反知の知 6. おちの知

哺乳類の社会行動を支える分子的背景としてのオキシトシンとその作用メカニズム

(今から読み直すと微妙なところもあるが、とあるレポートを当時のまま転写。訂正指摘歓迎です) オキシトシン(OXT) は、Cys-Tyr-Ile-Gln-Asn-Cys-Pro-Leu-Glyの9アミノ酸からなる分子である。視床下部の視索上核と室傍核の大細胞神経分泌細胞で作られ、下垂…

『プロテスタンティズムの精神と貨幣経済の倫理』&『カソリシズムの倫理と社交資本主義の精神』

貨幣によって共同体からの切断が可能になったとしても物質的な面が大きく、精神面ではもしかするとルターはじめ源流のプロテスタンティズムの論理によって広汎な「個人化individualizaion」が可能になったのかもしれないとふと思った。力点を神と個人の直接…

精霊を見ること

対象に主体や魂(anima/psyche)をどのくらい見るかのツマミをスライドさせると、あらゆるところに魂を見る(アニミズム)からまったくの物質として見る(物理学)まで世界観を調節できる感じ。人間/人/ヒトに関しても、かたやHomo sapiens、霊長類、ほ乳類…

信頼のレッスン

“個”の誕生―キリスト教教理をつくった人びと作者: 坂口ふみ出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/03/08メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (8件) を見る 「自己の心の奥深くへ沈潜することが、すべての自己の意識、記憶、思考、意志、感…

愛着のレッスン

生まれて初めてiPhoneというものを所有したんですが、これは本当に素晴らしいですね。タッチパネルの官能性がすごいです。指で動かす度にゾクゾクします。まさにこんな感じ。 iPhoneの官能性:見た目の美しさだけでなく、こっちの動きに対して反応(response…

人と人間 - human being and human inter-being

ギリシア哲学者列伝 上 (岩波文庫 青 663-1)作者: ディオゲネス・ラエルティオス,加来彰俊出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1984/10/16メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (21件) を見るディオゲネス『哲学者列伝』をちら読み。逸…

「個有」名詞

原子 (atom) と個人 (individual) は、単語の語源として「それ以上分割できないもの」と似た意味であることはよく言われる。ファインマン (Richard Feynman) の If, in some cataclysm, all of scientific knowledge were to be destroyed, and only one sen…

We "Other Frankensteins"

街中には英語由来のアルファベットが溢れている。教科書的には日本語の書字は3種類(漢字、ひらがな、カタカナ)だけど、現実にはalphabetもかなり多い(ほとんど英語由来)。自分も含めて多くの人は英語をうまく使えない。けど英語由来の言葉やアルファベッ…

ハロウィン: 狩猟採集と農耕

ハロウィンって、ケルトの収穫祭だか死者との交流だったらしいけど、キリスト教文明に押されたケルト文化(文明?)が、部分的な形でなぜか日本にまで「残存」しているのちょっと面白い。現生人類の中のネアンデルタールゲノムみたいだ。三位一体の聖霊とい…

コミュニケーションの復興作業

自分は子育て偏差値30-40くらいだと思うんだけど、何が要因かと振りかえると、コミュニケーションが圧倒的に言語的linguisticなためだろう。言葉的verbalですらなく、文字に近い意味としての言語的linguistic。 コミュニケーションが: 身体的 bodily/physic…

多個体生物としてのリヴァイアサン

カフカ『城』は、シンプルに官僚制度批判と捉えていたが、むしろヒトを超えた非ヒトな生き物の存在への戦慄(おののき)、「新種再発見」のsense of wonderを表現した作品と捉えることもできるのかと考えが変わってきた。非ヒトというより、ヒトという個体が…

科学への批評性

ノーベル賞の盛り上がりを見ると、権威というものを、暗黙的にではなく、記号的にかちっと形式化することが、分野の広がりに大事なんだなとよくわかる。権威の錬金術(権威というのは常にそう?)。自然科学の批評行為の最高峰とも言えるが、一方でノーベル…

精神の衣服

オキュラスでVRを体感してから、一次的な視覚や聴覚に、自分で想像する画像や音を重ねるトレーニングをしばししてみたけど、これが相当うまくなれば機器いらずのVR/ARができるようになる。ある種の芸術家はこれが相当に優れているのだろう。イマジネーション…

成長のらせん階段:psycho-archaeology

魔女の宅急便 [DVD]出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日: 2014/07/16メディア: DVDこの商品を含むブログ (9件) を見る『魔女の宅急便』子どもの時にも楽しく観たがが、親になって改めて見ると視点が変わりすぎて面白い(子どもの…

2次元のアニミズムから3次元のアニミズムへ

となりのトトロ [DVD]出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日: 2014/07/16メディア: DVDこの商品を含むブログ (11件) を見る『となりのトトロ』animation/animateとは、命を吹き込むこと。二次元の中に命を吹き込む。既に存在する自…

インタグリオのティーセット

インタグリオのティーセットを買った。幾何学模様が想定以上に神秘的で面白い。ギリシャ・エジプト・イスラム・中国といった古代文明を感じさせる意匠で、つらつら眺めながら、幾何学とは文明の特徴と思ったりもした。 (wedgewood社ウェブサイトより) 文化は…

アトムからビットへ:生き物の構成単位

If, in some cataclysm, all of scientific knowledge were to be destroyed, and only one sentence passed on to the next generations of creatures, what statement would contain the most information in the fewest words? I believe it is the atomi…

汝を知る:意識と無意識

大学時代やたら悟った同級生がいて、彼女の当時のミクシィのプロフはスナフキンの「たいせつなのは、自分のしたいことを、自分で知っていることだよ。」であった。古代ギリシャの「汝自身を知れ」を引くまでもなく、こういった金言は多い。それだけ難しいこ…

精神医学における行動の位置づけ

精神医学の原理的な難しさのひとつとして、フェノタイプ分類の困難がある。いわゆる「障害disorder」という形で分類しているが、対象者の内観や申告に依存するだけでなく、観察者(治療者)のモデルや記録というフィルターを通過しており、かつ言葉(自然言…

適応戦略としての「生物学的」精神医学

精神医学において「病気」「異常」という概念は常に問題になるが、2014年現在の専門家のコンセンサスとしては、「障害disorder」という概念、「自分または他人に害がある状態」をひとつの基準として現象を捉えていると言える。つまり、本人の状態そのものだ…

フィジカル・コミュニケーション

身体言語。肉体的関係というと性的な印象を持つが、現代近代のフレームを置いてみれば、友愛やらその他の身体的コミュニケーションの単なる延長とも捉えられる。毛繕いコミュの延長として。プラトンの世界で「同性愛」が云々という話もあるけど、別に性愛じ…

光学的神経操作

これは、まじ凄そう> 655億円の巨額投資が動いてるのに内情一切不明。Magic LeapのARとは? : ギズモード・ジャパン 光ファイバーを使うとは、実に盲点。 眼は、外から神経と血管が見える唯一の器官と言われる。網膜の神経細胞を、始めから光遺伝学的操作を…

生き物を理解するということ

「形態は機能に従う」 デザインの世界でよく言われることだが、生物の世界では、発生過程として逆の可能性が高い。すなわち、突然変異や色々な要因である形態(構造)が生まれると、環境によって合目的性(機能性、適応性)を獲得することがあり、「結果とし…

再生産と適応戦略

子供の相手を週末2日連続でやるとまさにexhaustedだけど、どうも普段と違うOSを、仮想マシンで更に立ち上げているみたいな感じがある。良くも悪くも脳の違う回路(慣れない回路)が効率悪く頻用されてるのか。自分の回路活性化経路見てみたい。子育てが芯か…